マレーグマの捕獲、またも失敗

 6日午前にソウル動物園(京畿道果川市)から清渓山に逃げ出したマレーグマに対する大規模捕獲作戦が行われたが、またも失敗した。

 京畿道義王消防署は7日、「警察や消防、ソウル動物園の関係者261人と、ヘリ2台、狩猟犬が動員され、午前6時から午後5時まで捜索を行ったが、捕獲に失敗した。8日午前8時30分から捕獲作戦を再開する」と説明した。

 この熊は、午前11時40分ごろ、清渓山の高圧線鉄塔付近でヘリにより確認され、容易に捕獲できるものと考えられていたが、捜索隊が到着すると逃亡し見失った。この熊はマレーグマの6歳のオスで、体重は30-40キロほど。

 国立公園管理公団のヤン・ドゥハ博士は「熊は個体により1日に14-15キロ移動する。清渓山が通行量の多い道路に囲まれているため、同山を動き回っている可能性が高い」との見方を示した。

キム・ソンモ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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