岡崎市立中央図書館の利用者の個人情報が外部に流出した問題で、柴田紘一市長は7日の会見で「市としても責任の一端を感じている。真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努力する」と述べた。
中央図書館では大量アクセスのためホームページの閲覧が一時困難になる問題も起き、男性が偽計業務妨害容疑で逮捕され、起訴猶予処分になった。柴田市長は「男性に対し気の毒な思いもあり、図書館と男性が10月に会談した」と話した。市によると、図書館側が男性に「知識が不足し、業者の情報や説明に頼ってしまい、申し訳なかったとおわびする」と陳謝したという。【中村宰和】
毎日新聞 2010年12月8日 地方版