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平和賞授賞式へ支援者が出発

12月8日 15時48分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

今月10日に行われる中国の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞の授賞式に出席するため、劉氏を支援してきた日本の国会議員など3人が式典が行われるノルウェーに向けて、出発しました。

出発したのは、民主党の牧野聖修衆議院議員と、日本在住の中国人ジャーナリスト、王進忠さんなど3人です。3人は、中国の民主化運動の支援者で、劉暁波氏が中国共産党の一党支配を批判したとして起訴されてからは、劉氏の釈放を求める活動に取り組んできたということで、先月、ノーベル賞委員会から招待状が届きました。3人は、8日正午すぎに成田空港を出発し、フランクフルト経由でオスロに向かう予定です。牧野議員は「劉氏本人が出席できないのは残念だが、中国の民主化を望む仲間たちが全世界から集まり、意義のある授賞式になると思う」と述べました。また王さんは「劉氏や家族が出席できず複雑な思いです。中国政府に対して釈放を求める働きかけを強めていきたい」と話していました。3人は、現地時間の8日夜にオスロに到着し、授賞式の前後に中国政府への抗議活動や支援者の集会に参加するということです。10日に行われるノーベル平和賞の授賞式は、中国政府が服役中の劉氏と親族の出席を事実上認めないため、メダルや賞金を授与しない異例の式典になる見通しです。