ウィリアム・クーパー講演パート11:ニクソン以後と「UFO学者」の真相

みなさん、こんにちは。

先日、ウィリアム・クーパーのYouTube番組はパート10で講演日本語訳終了した。その講演の中でクーパーが何やら文書を読みながら講演していた。彼の元ネタの原稿は講演時間終了とともに読まずに終わった部分がある。その後調べたところでは、この講演は今からちょうど20年前の1989年に行われたものであるようだ。以下のものである。
HISTORY OF CIA COVERT OPERATIONS: The Secret Government

これに目を通すと、後半のかなりの部分が話せずに終わった観がある。そこで、ここについでに訳すことにした。何事も、どんな意見でも、どんな人の意見でも最後まで一応は聞いてみるという精神が大事だからである。中途半端はよろしくない。これをパート11とパート12に分けてここに紹介しておこうと思う。

パート11のここでは、ニクソン大統領時代の「ウォーターゲート事件の真の意味」が初めて語られる。ウォーターゲート事件は、アメリカ歴史上初めての「軍事クーデター」であったことが暴露される。この見解は日本にはなかった。日本では一方的にニクソン大統領個人の起こした犯罪としてしか理解されていないからである。そして、「大統領の陰謀」というように、あばいたジャーナリストが英雄扱いされているわけである。しかし、現状は違い、「MJ−12」(これはマジェスティックではなく、本来はマジョリティーの意だった)に代表される「秘密の政府」の存在が世間にばれることを恐れた陣営が、ニクソン辞任を強硬に押し進めたのであるということのようである。その後、この問題はすぐに"終息”した。すなわち、「MJ-12」の手により隠蔽完了となった。一方、「イラン-コントラ事件」では、父ジョージ・ブッシュ大統領がその事件に関与したのだが、CIAの麻薬ビジネスが世間にばれそうになった。しかし、これもまた同様に「MJ-12」によって隠蔽されうやむやになった。その辺の裏事情が語られる。

さらに、いわゆる「ユーフォロジスト(UFO研究家やUFO学者)」というものがすべて「秘密の世界政府」(つまり、「陰の世界政府」)から選ばれた工作員(つまり、刺客やスパイ)であり、彼らこそまじめに研究する人々や組織を根絶やしするために育成された人々であったということが語られる。特に、有名なアレン・ハイネック博士同様に、UFO研究者として名高い、スタントン・フリードマン博士、フィル・クラス、ウィリアム・ムーア、ジェイミー・シャンデラなどの研究者が生粋の工作員であったことが紹介されている。「人々は尊敬する有名人博士のいうことなら何でも信じる」という大衆心理を見事に考慮して選別されて送り込まれたUFO情報操作のエージェントだったというわけである。もちろん、これは今も続く話だろう。この観点からすれば、日本の矢追純一氏も知らず知らずのうちにその片棒を担ぐエージェントだったということになるだろう。こういうことを彷彿させてくれる話である。



【パート11】
ウォーターゲート事件」が発覚した時、ニクソン大統領は、彼が弾劾されないだろうという確信を持って、その嵐を乗り切るつもりでいました。しかしながら、MJ-12は別の長期計画を持っていました。諜報機関社会は、弾劾の試みが多くのファイルをこじ開け、おぞましい秘密を一般大衆に開示することになると正しく結論しました。ニクソンは辞任するように命令されました。彼はそれを拒絶しました。


そしてそのため、おそらくアメリカで最初の軍事クーデター(military coup)が施行されました。統合参謀本部は、最高機密の指令を世界中のアメリカ軍の司令官に送りつけました。それは、「この指令を受諾したら、貴殿はもはやホワイトハウスからのどんな指令も実行してはならない。受諾を遵守すること」と記載していました。この指令は、ニクソンが辞任を容認し、それを一般大衆に伝える丸5日前のことでした。

私は個人的にこの指令を見ました。私は、その指令は明らかにアメリカ憲法を破っていたので、私の上官の指揮官に「あなたはどうするだろうか」と聞きました。その時、上官は「私は、どんな指令がホワイトハウスから来るか、それを見るために待つだろうと思う。そして、その時、私は結論を出す。」と答えました。私はホワイトハウスからの何のコミュニケーションも見ませんでしたが、これは、誰も送りつけられなかったということを意味しません。

このことが起こっている間に、議会とアメリカ国民は「何かが正しくない」と本能的に分かったように見えました。ウォーターゲート事件が露になった時、議会や国民が時流に飛び乗り、だれもが関係省庁が一掃されると考えました。フォード大統領は、ロックフェラー委員会を組織してその仕事にあたらせました。少なくとも、それがだれもが考えたことでした。


彼の実際の目的は、議会をたたき出して、隠蔽を続けることでした。その委員会の長であったネルソン・ロックフェラーは、「外国関係諮問委員会(CFR)」のメンバーの1人でした。そしてあのMJ-12の権力構造をアイゼンハワーが作るのを手伝った1人でした。ロックフェラーは、湾岸に猟犬たちを保持するに十分程度に隠蔽しました。彼は議会に骨をいくつか投げ入れ、隠蔽はめでたく完了しました。



後にチャーチ(Frank Forrester Church III)上院議員が有名な「チャーチ委員会」を指揮しました。彼もまた「外国関係諮問委員会(CFR)」の有力なメンバーでした。彼はロックフェラーが採った行動を繰り返しただけでした。再び、隠蔽工作が行き届きました。

イラン-コントラ事件」がちょうどこの頃起きた時、それが一気に噴出し始めました。愚行再び。麻薬の密輸入(ノリエガ-CIA(Noriega-CIA))や他の隠れた怪物たちを指摘する山のような文書にも関わらず、隠蔽がさっさと片付きました。議会は、問題が表面下にあったかのように水面下に沈めるために、脇道にそらしているかのようにすら見えました。選出された人の間で、議会のだれがそれを知っているのでしょうか?

CIA、NSAや「外国関係諮問委員会(CFR)」は麻薬やその他の諜報機関社会の正当な投機から得た資金を管理し洗浄していますが、それらによって管理されている金融帝国の全貌を私ですら描き出すことはできないのです。しかし、私が知る少しの部分であれば、私は言うことができます。(注:現在のB. C. C. I. 「世界のペーパーカンパニー」銀行調査、これのノリエガ将軍に関与したパナマ市麻薬取り締まり局の記録は都合よく失われた)。 

皆さんが想像できること以上にその金額は巨額であり、銀行とホールディングカンパニーの遠大なネットワークの中に隠されています。皆さんはまず最初に次を見るといいでしょう:
J. Henry Schroder Banking Corporation,
the Schroder Trust Company,
Schroders Limited(London),
Helbert Wagg Holdings Limited,
J. Henry Schroder-Wagg&Munchmeyer Hengst and Company,
Castle Bank and its Holding Companies,
the Asian Development Bank,
and
the Nugan Octpus of Banks and Holding Companies。



人々が真実に近づくための痕跡から人々が離れるように、1つの偶発的計画(Contingency Plan)がMJ-12によって人々に投げつけられました。その計画が「マジェスティック・トゥウェルヴ(Majestic Twelve)」と知られるものでした。 それが、正真正銘の「アイゼンハワー戦闘命令書(Eisenhower Briefing Document)」と銘打った、ムーア(Moore)、シャンデラ(Shandera)、フリードマン(Friedman)からの放出により遂行されたものでした。



その文書はにせものです。その文書は戒厳令(Executive Order)#092447を提示していました。その数は存在し得ないもので、今日の割合でもまだ存在し得ないものです。なぜなら、トルーマンは戒厳令を9000番台で書き、アイゼンハワーは10000番台で書き、フォードは11000番台で書き、レーガンは12000番台で書いたからです。戒厳令は、だれがホワイトハウスに就こうが連続的に、記録保持のため、混乱を避けるために続きの番号を使うことになっているからです。その戒厳令は、その文書に含まれたいくつかの致命的な誤り1つにすぎません。



その計画は、数年に渡って全研究機関にその痕跡をなくすように投げられかけました。存在しない情報を探すために膨大な資金が無駄になるという結果に終わりました。UFO研究のための基金による全補助金16000ドルの無駄でした。これは、その情報を研究するためにスタントン・フリードマン(Stanton Friedman)によって与えられたものでした。労働時間にして数千時間が「赤いにしん」を探すために失われたのです。もし秘密の政府があなたの時間をバラ園のために浪費させる力を持つということを疑うのであれば、どうか考え直してください。(訳注:赤いにしん(a Red herring レッドへリング)とは本来は燻製ニシンの意。しかし一般に「間違いに誘導する偽の手がかり」、「本当の意図、意味を隠すための嘘」といった別の意味で使われる。)

もう一つの偶発的計画(Contingency Plan)は、今日も実施中であり、皆さんに働いています。それは、「最終的に宇宙人と遭遇するために一般大衆を慣れさせる準備をする」というものです。一般大衆は、宇宙人の存在の本当の性格のほとんどすべての領域をうまく描いている、映画、ラジオ、広告そしてテレビなどで爆撃されているところです。これにはいいものも悪いものもあります。見て回り、注目してください。宇宙人たちは、彼らの存在を知らせるように努力しています。そして政府はパニックが起きないように皆さんに準備しています。

最悪の偶発的計画(Contingency Plan)が実施されてきています。この今も作動しています。長い年月の間、彼らは麻薬を輸入し人々、主に貧しい人々やマイノリティーに売ってきました。社会保険制度(Social Welfare Programs)は、我々の社会で社会に依存して働かない人々を作り出すために出てきました。それから、彼らは、社会保険制度を取り去り、1950年代や1960年代には存在もしなかったような犯罪者層を発達させようとしています。彼らは、犯罪者が恐ろしい銃火器(銃やピストル等)を使うように、銃火器の製造や輸入を奨励しています。

このことが、治安の悪化の感情を促すように目論まれ、これが銃火器に反対する法律を通すことにより、アメリカ国民が自発的に非武装化に傾くようにし向けています。この瞬間にもこのプロセスが加速する段階に入っています。「オリオン(Orion)」と呼ばれるプロセスにおいて、麻薬や催眠術を精神病患者に使うことで、CIAは精神病患者に学校で発砲する願望を持つように繰り返し教え込んでいます。このようにして、また「銃所持反対運動(anti-gun lobby)」に火をつけます。この計画はもっか遂行中であり、計画されたように事が進んできています。この計画は成功しないようにしなくてはなりません。

国家から犯罪を一掃しようといううねりにより、彼らは「アメリカ国民が大都市には無政府状態があると確信する」ようにするでしょう。今彼らは毎晩テレビや毎日の新聞でそういう場合を報道して作っています。一般大衆がこの考えを持ちさらにエスカレートした時、彼らは「核兵器を持ったテロリストが合衆国に入ってきて、我々の都市に仕掛けたその道具を爆発する計画だ」と言うつもりでいます。その時政府は、憲法を停止し、「マーシャル法(Martial law)」を発動するでしょう。インプラントされた人間たちやすべての敵対者たち、これは彼らが選ぶ誰にでも転嫁できますが、による秘密の宇宙人軍隊がまとめられて強制収容所へぶち込まれる事でしょう。これらの強制収容所はすでにアメリカ中に存在します。それらは、それぞれ1マイル平方のものです。

彼らがこれらの強制収容所に入れようとする人々は、すでに報告された、宇宙植民地に要する奴隷労働力の「集団使用計画(Batch Consignments)」を作るためのものなのでしょうか? メディア、ラジオ、テレビ、新聞は国粋主義的になり、さらに巨大化するでしょう。反抗するものはだれでも捕まえられ、殺されるでしょう。この全作戦は、コードネーム「REX-84」の下に1984年に政府と軍によって予行演習されました。これらの出来事が本当に起こった時が秘密の政府および宇宙人の乗っ取りが完了する時でしょう。皆さんの自由(Freedom)は二度と返らず、残りの人生を奴隷として過ごす事になるでしょう。目を覚まし、今何かをすべきでしょう。



フィル・クラス(Phil Klass)はCIAの工作員でした。このことは私が1970年と1973年の間に見た文書に述べられていました。彼の仕事の1つは、軍用機飛行機(Aviation)の専門家として、UFOに関する事はすべて正体暴露する(debunk)ことでした。すべての軍司令官たちが、もし必要な時には、どのようにUFO遭遇およびUFO目撃を一般大衆および報道関係者に暴露し説明するかということについての情報を得るために彼を呼ぶようにと指示されていました。



ウィリアム・ムーア(William Moore)ジェイミー・シャンデラ(Jamie Shandera)スタントン・フリードマン(Stanton Friedman)は、自ら知っている、あるいは自らは知らない、秘密の政府の工作員でした。私は彼らが自らは知らない工作員であったという方を信じたいです。ウィリアム・ムーアは国防諜報機関のIDカードを使用したと報告しました。また彼はリー・グラハム(Lee Graham)に彼が秘密の政府の工作員であったと打ち明けたとされていますが、私はそれはうそだったと思っています。もしそれらの報告が真実の場合ですが。リー・グラハムは私の家に電話をかけ、私が尋ねた時、彼はムーアが実際にこれをしたと確信させました。



スタントン・フリードマン(Stanton Friedman)は、私や他の人々に、何年も前に彼が「航空機に電力を与えるための原子炉を開発するのを手伝った。それは、バスケットボールくらいの大きさで、クリーンで、水素に変換し、夢のように作動した」と話しました。彼の言葉です。私のものではありません。そんなエンジンに入り、副産物として水素が得られるという唯一の燃料は「水」です。そしてそれこそが、少なくとも1つのタイプの宇宙人円盤が作動する、核エネルギーと水です。その当時この宇宙でそのような技術が得られる場所は宇宙人からだけでした。彼は本当に意識していなかったのでしょうか? 私には分かりません。彼は、ムーア、シャンデラとフリードマン研究チームのメンバーの1人でした。そして、彼らこそが「マジェスティック・トゥウェルヴ」計画を遂行したのです。

私が1970年と1973年の間で見た文書には、「マジェスティック・トゥウェルヴ」として知られた偶発的計画が一般大衆からよく知られたり尊敬を受けている著名人によって一般大衆に導入できるように、リクルートの標的になった人々の個人名がリストになっていました。



ブルース・マッカビー(Bruce Maccabee)、スタントン・フリードマン(Stanton Friedman)、ウィリアム・ムーア(William Moore)の名前がその中にありました。私はそのリクルート作戦が実際に実行されたかどうかは知りません。私は、それに引き続いた事件ではブルース・マッカビーが含まれていたと示しているようには見えませんでしたが、スタントン・フリードマン(Stanton Friedman)とウィリアム・ムーア(William Moore)は非常に疑わしい人物たちです。

まさにNICAPが侵入とコントロールされたように、主立ったUFO研究グループが秘密の政府の侵入とコントロールの餌食になったことを私は知っています。これらの試みが大成功だったと私は信じています。主立ったUFO出版の数々もコントロールされていると見るのが妥当です。

今日において、MJ-12はいまだ存在し、いつもやっていたようにやっています。政府の同じ地位からの6人と国際関係諮問委員会(CFR)および「三極委員会(Trilateral Committee)」からの6人という、まったく同じ構造から成り立ちます。「大連携諜報活動局(Majority Agency for Joint Intelligence)」は、一般大衆には「シニア・インターエージェンシー・グループ(シニア・インターエージェンシー・グループ(Senior Interagency Group, SIG))」と知られています。

by Kikidoblog | 2009-07-04 10:44 | クーパー

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