「1晩300万円でお願い」！ 富裕層男性の恋愛NG行動とは？【2】

「君は俺の価値がわかってないから、説明してあげる」

―では、恋愛における富裕層男性のダメな点を、まとめると？
「1つは、自分本位で、偉そうに会話する。プライドが必要以上に高く、人を見下している感じ。2つ目は、お金を出せば解決すると思っていること。3つ目は浮気している、遊んでいる人が多いということです。

プライドが高いエピソードとしては、ある人に、『君はなんで俺と付き合わないの？』『俺の価値がわかってないと思うから説明してあげる』と言われたことがあります（笑）。」

―自分の価値をプレゼンですか（笑）。
「で、説明してもらったのですが。『君が思いつくもので、今一番高いものって何？　多分それ、俺、何個か買えると思うよ』って。『物だったら何百個か何千個か買えると思うよ、美術館とかだったら相談してみないとわからないけど』みたいな感じでした。『人生で損得を考えれば、わかるだろ。俺と付き合ったらもう、プラスにしかならない。幸せになれないマイナスの要素が無いから、不幸って文字が生まれないでしょ』と言われました。そんな話を毎日聞いてるだけで、私は病気になりそうだと思っていましたね。」

―そこまで言い切れるのは、ある意味すごいです。
「この人は今まで知り合った人たちの中で、一番突拍子もない、とんでもないことを言う人でしたね。とにかく『何がほしい？』ってそればっかりで、ちょっと可哀想だと思いました。彼は『僕との交際を断った女性は、かつていないから』と、フラれたことは一回もないって自慢げに話していましたが、私がお断りしてしまったので、その後はやはり、会いづらかったです。」

富裕層男性は意外に純粋でロマンチスト？

―富裕層男性の悪いところばかりあげていますので、良い部分も取り上げましょう（笑）。恋愛における彼らの良い部分は？
「良い人もたくさんいますよ。今まで話していた事はごく一部の話です。富裕層男性の良いところ、ですね。純粋な富裕層男性は上品です。鼻高々で人に自慢話をひけらかしたり、これは男女共にそうですが、必要以上に自分を飾り立てたりは絶対しません。

私が小さい頃から育った街に住むみんな（幼馴染み）は、比較的裕福な御家庭の方が多かったのですが、みんな普通でした。自慢話もしなければもちろんお金の話もしない。それは大人になってからもそうです。居酒屋にも、よく行きますし。あとは、純粋な人が多い。余裕がある？？　でも、これは結局、自身の気の持ち様によりますね。」

―これまで、彼にしてもらって一番印象に残っているサプライズは何ですか？
「印象に残っているのは、彼が手作りクッキーを作ってくれたことです。男の人が手作りクッキーですよ（笑）。ちゃんとチョコレートが中からとろけ出るようになっていて。もう10年以上も前の昔話ですが。でも、もっとゴージャスな話が聞きたい感じですよね？」

―その通りです、お願いします。
「誕生日のサプライズです。お部屋をとっておいてくれて、ドアを開けたら、部屋が何十本ものバラでいっぱいで、バラのお部屋みたいになっていて。でも有り得ないことにそれに気付かずスルーして、窓から見える景色に感動したと言う私の武勇伝があるのですが（笑）。えー、結局そのお部屋ではシャンパンで乾杯しただけで、そこにはステイせず、そのまま飛行機でバリ島に連れて行かれました。で、バリ島のレストランを用意してくれていて、パーティーをしてくれて。『なんでそんなに急いでここに来たの？』って聞いたら、『バリのこの夕陽を見せたかったんだよね。びっくりしたでしょ！？』って（笑）。ロマンチストな人が多いんですよ。でもそんな彼が私はすごく面白くて、大好きでした。」

―片岡さんが男性と付き合いたいと思う基準は何ですか？
「おもしろい人が大好きなんです。それから美しいものを見て美しいなと感じる心があること（北の国からを一緒に観て泣きたい）。感性が似ている人がいいんですね。
あと、学べるところがある人。食が大好きな人。日々一生賢明な人。これは絶対はずせないです！」

―最後に、読者の男性に向けて、恋愛におけるアドバイスがあればお願いします。
「お金持ちだから、とか◯◯だから、ということを少し置いて、色々な物に対しての、思いやりをもっともってほしいです。また、自分の原点、スタート地点を思い出してほしい。自分が今居る場所に来るまでの過程、道のりを、目を閉じて一度、ゆっくり思い出してほしいです。それから周りの人への感謝の気持ちは絶対に忘れてはいけません。多く思いやりを持った人間がその分だけ輝ける、そんな時代になればストレス社会なんて言われなくなるのでしょうけど、あ、恋愛におけるアドバイスでしたね。でも基本的に大事なこういうことこそが、何に対しても実は一番大事なのではないでしょうか？　自分を好きになってください。自分を愛するように、相手のことも愛してください。」

―今回は恋愛がテーマということで、話しにくい部分も多かったと思うのですが、面白おかしく片岡さん節で語っていただき、本当にありがとうございました。