基地移設
【ワシントン=向井ゆう子】前原外相は6日昼(日本時間7日未明)、ワシントンの米国務省で、クリントン米国務長官と約35分間会談した。 クリントン長官は沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題について、「沖縄県知事選も終わったので、日本側としっかり協議したい」と述べ、地元の説得などの国内調整を急ぐように求めた。菅首相は来年春に予定される訪米までの決着にはこだわらない考えを示しているが、米側がこれをけん制した格好だ。
また、長官は在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)に関する日米政府間交渉を早期にまとめたいとの考えも伝えた。
両外相は、北朝鮮による核開発や韓国砲撃に関して、中国が北朝鮮に対し、より一層大きな役割を果たすことを期待することで一致した。(2010年12月7日11時55分 読売新聞)
*読売新聞 政治