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桑田佳祐、驚異の回復でアルバム完成

 BS民放10周年5局共同特番の収録を行った(左から)キマグレンのKUREI、ISEKI、加山雄三、TUBEの前田亘輝、春畑道哉、角野秀行、松本玲二=神奈川・横浜市の横浜BLITZ
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 BS民放10周年5局共同特番の収録を行った(左から)キマグレンのKUREI、ISEKI、加山雄三、TUBEの前田亘輝、春畑道哉、角野秀行、松本玲二=神奈川・横浜市の横浜BLITZ

 8月に食道がんの手術を受けたサザンオールスターズの桑田佳祐(54)が新作アルバムのレコーディング作業を終了させたことが6日、分かった。桑田と親交のある同郷の歌手・加山雄三(73)が同日、会見で明かしたもので、加山は「3日前にも(桑田と)話したけど元気、元気だよ」と桑田の声と体調の順調な回復ぶりも報告した。手術から4カ月。桑田がファンとの約束通り、年内のソロアルバム完成を実現した。

  ◇  ◇

 同郷・茅ケ崎の大先輩が伝えた桑田の現状は、近い完全復活を予感させるような吉報だった。

 横浜市で行われたBS民放10周年5局合同特別番組の制作発表で、ひんぱんに連絡を取りあっているという“後輩”桑田について、加山は「3日前にも電話したかな。もう元気、元気よ。アルバムのレコーディングも全部終わってるって言うから」と、既に桑田の喉が“フル回転”していることを明かした。

 当初10月20日に発売予定だった桑田のソロアルバム制作は、7月のがん発覚で、4曲の歌入れを残したまま、中断していた。8月2日の手術後、年内完成を目指す、とだけ伝えられていたが、実際に10月中旬にはリハビリを兼ねスタジオでの歌唱を再開、驚異的な回復力でその後1カ月半の間に4曲分を歌い上げたことになる。

 加山の父で俳優の故上原謙さんが経営にかかわった会社に桑田の父が勤めていた関係で、互いの父親は一緒に旅行するほど親しく、子供のころには桑田が自宅に遊びに来るなど、古くからの知り合い。「まだ赤ん坊だった桑田を抱っこしたこともある」という加山は、桑田について「僕が一番誇りに思うエンターテイナー」と賛辞を惜しまない。

 がん手術後、桑田の肉声は1度も公には流れていないが、3日前の電話越しの声色について「全然(大丈夫)。『すいません、心配かけて。大丈夫、大丈夫です』なんて言ってたけど、安心してるよ」と太鼓判を押した。

 大みそかのNHK紅白歌合戦での復帰説には「(噂が)聞こえるね。本人は狙ってるかも」とニヤリ。自らも紅白出演が決定しているだけに、「早く出てこいよ、一緒にやろう、また!」とエールを送った。

(2010年12月7日)

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