県議会の最大会派がW選の後処理に追われています。
自民党県連はきょう党紀委員会を開き先の松山市長選で自民推薦候補と対立する候補の事務所開きに出席した横田弘之副会長を除名処分にしました。
自民党県連がきょう付けで除名処分にしたのは松山市上浮穴郡選出で県連副会長を務める横田弘之県議です。
横田県議を巡っては先の松山市長選で自民推薦候補の事務所開きを欠席する一方、対立した候補の事務所開きに出席し必勝の玉ぐしをささげていました。
きょうの党紀委員会ではここうした横田県議の対応は党の推薦候補を不利に陥れる行為を禁ずるなどの党則と県連規約に違反しているとしして全会一致で除名処分を決定し清家俊蔵幹事長が早速、本人に伝えています。
清家幹事長は今回の処分について、「横田県議は市長選・町長選に県連は関わるべきではないと主張していたが、県連の常任総務会の決定したことは約束を守ってほしかった」と説明。
これに対して横田県議は「野志候補の事務所開きに言ったことが選挙運動であったのかどうかの問題も含め論議をする余地はあると思う。
私の感覚では党紀違反をしたという感覚はない。
」と反論しています。
除名は最も重い処分で復党するには松山市上浮穴郡選出の全ての自民県議が賛成する必要があるなどハードルは高く横田県議は当面無所属で活動する考えです。
一方、清家幹事長は松山支連が除名処分とした松山維新の会の市議8人については自民の推薦決定の前に野志氏の応援を表明しているとして横田県議とは立場が違うなどとし、関係修復を図る考えを改めて示しています。