国立科学博物館
国立科学博物館本館（旧高射第１師団司令部）
2002年9月10日、晴海で「いかずち」の入港、「しまゆき」「まつゆき」「かしま」の出港を見た後、１１：３０頃上野公園にある国立科学博物館に行きました。
最初、秋葉原にある交通博物館に行こうと思いましたが、零戦が見たかったので通過して上野まで行ってしまいました。
本館、みどり館、新館の３つの展示館がありました。たしか１０年くらい前に来た時は、新館に複座の零戦が展示されてましたが、改装され展示内容が変わっていました。零戦の他にもロケットのエンジンや人工衛星、Ｔ−２の模型などが展示されていたのに、まったくありませんでした。ほとんど恐竜や原始人の化石とか動物や鳥類のはく製など生物中心の展示で、まるで自然博物館という感じでした。
零戦は解体され、つくば市のとある施設に運ばれ再公開するかどうかは未定のようです。現在隣で新館２期工事をやってるので、完成したら何が展示されるのかが楽しみです。
１３：００から、みどり館３階のサイエンスシアターで上映が始まるらしく、館内放送してました。今日はすいているので整理券がなくても見られるらしいけど、館内の展示物を見てました。１３：３０頃までいて、ミュージアムショップで５００円のガイドブックを買って外に出ました。
晴海では、あの後メキシコ海軍の帆船が入港したそうです。
失敗しました。ずっと晴海にいればよかったです。
マイアサウラとタルボサウルス
本館中央ホールに展示されています。
白亜紀後期恐竜は発展のピークに達しました。草食恐竜の中には、肉食恐竜に対抗するため、群れを作って生活するものが多くあらわれました。
マイアサウラは卵から生まれる赤ちゃんといっしょに展示されています。
マンモス
本館１階に展示されているマンモスの化石です。
およそ６５００万年前、新生代に入ると、中生代に栄えていた恐竜にかわってほ乳類が出現しました。
約５００万年前の鮮新世に入ると、森に適応していた霊長類の中から、草原を２本足で歩く人類が現れました。
マンモスのほかナウマンゾウの全身骨格も展示されてます。
教育博物館標柱
中庭にあります。１８７７年（明治１０年）に教育博物館の名称で開館した頃の標柱です。
また、その前にはコダイアマモの化石や珪化木、南極昭和基地で昭和３５年に採集された南極の石なども展示しています。
アパトサウルスとティラノサウルス
新館地下１階に展示されています。
恐竜は、膝と肘を体の真下に置く、直立型の脚と腰を進化させたため、三畳紀から白亜紀末まで、約１億６０００万年にわたって繁栄しました。アパトサウルスやティラノサウルスのように、大型の恐竜が出現したのも、直立型の脚、腰のおかげだったと考えられています。
フタバスズキリュウ
みどり館４階に展示されている、フタバスズキリュウの全身骨格です。下には福島県いわき市で発見された時のままの化石が展示されてます。
ここでは、地震活動や火山噴火が活発な日本列島のおいたちについて、多くの化石と岩石が展示され解説されています。
日本海の誕生と日本列島の成立、氷河期・間氷期のようす、関東地方の地質なども知ることができます。
トロートン社製望遠鏡
本館３階に展示されています。
日本初の本格的天体望遠鏡です。明治初めに輸入されて、日本の天文学の基礎を築くためにやくだったそうです。
重要文化財です
内燃機関
屋外に展示されています。
明治時代の中ごろに日本に輸入され、エンジンの研究に使われたそうです。
まだ蒸気機関が動力の主役であった時代に作られたエンジンで、世界的に見ても数台しか残っていない貴重なものらしいです。
ラムダロケット発射台
１９７０年（昭和４５年）２月１１日に日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げたロケット発射台と、同じ型のラムダロケットです。
Ｄ５１型蒸気機関車
１９３９年（昭和１４年）に製造され、１９７５年（昭和５０年）まで走り続けていました。
日本の代表的な貨物列車用蒸気機関車で１１１５両造られました。
新館２期工事のため囲いがしてあり車体上部の１部しか見えませんでした。長く雨ざらしのためか赤さびています。
作業をしている人がいて、溶接してるらしく火花が飛んでました。零戦と同じように新館拡張工事で邪魔なため解体されてしまうのでしょうか？
帰り道
本館正面玄関を出て左側の道です。左側で新館２期工事中です。
左側にある国立西洋美術館のかどを左にまがり、東京都文化会館の前の道路を右に曲がると上野駅公園口に出ます。
入館案内
開館時間：９時〜１６時３０分（入館は１６時まで）
休館日 ：毎週月曜日（日月が祝日の場合は火曜日）年末年始（１２／２８〜１／４）
入館料 ：一般・大学生４２０円、小中高校生７０円
団体 ：一般．大学生２１０円、小中高校生４０円（ただし２０名以上）
交通 ：ＪＲ上野駅公園口から徒歩５分
ホームに戻る