最終更新：2010年12月4日(土) 23時21分
前原外相、早期のロシア訪問に意欲
北海道を訪れている前原外務大臣は、空から北方領土を視察しました。前原大臣はその後の会見で、早期にロシアを訪問してラブロフ外相と会談し、領土問題の解決に向けた交渉を進めたいという考えを明らかにしました。
前原大臣は、通常の哨戒活動を行う海上保安庁の航空機に乗り込み、上空から北方領土を視察しました。閣僚の北方領土視察は先月、ロシアのメドべージェフ大統領が国後島を訪問して以来、初めてです。
「１日も早く解決させて、日本に返還させたいという思いをより一層強くしました」（前原誠司 外相）
前原大臣は「政治の安定がないと、領土交渉という大きな仕事はできない」と強調した上で、その後の会見では「できるだけ早くモスクワに行って日本側の問題意識を伝え、首脳会談につなげていきたい」と述べ、早期にロシアを訪問してラブロフ外相と会談し、交渉を進めたいという考えを明らかにしました。（04日22:41）