iPhoneアプリ、高校生の命を救う

2010年12月07日
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とある高校のバスケットボール部の練習している風景、どこにでもある青春を謳歌しているほほえましい光景が一変する出来事が起こりました。ひとりの高校生がバスケットの練習中に急に倒れたのです! 驚いてコーチやチームメイトたちが駆け寄りましたが、すでに彼の心臓は停止状態になっていました。

この危機的な状況の中、この高校生の命を救ったのがなんと1ドル99セント(約170円)で購入したフォーン・エイド(Phone Aid) というiPhoneアプリだったことがのちにわかり話題になりました。

12月3日付けのLAタイムス誌によりますと、ラ・バーン・ルーテル高校(La Verne Lutheran High School)のザビエル・ジョーンズ君(17歳)が倒れたときにバスケットボールチームのコーチ、エリック・クーパーさんとジョン・オソルノさんはすぐにCPR(心肺蘇生)を施すことができました。

偶然にもクーパーさんは昨晩、CPRのiPhoneアプリを購入しダウンロードしたばかりでした。本人としてもその翌日にそれが活用され、ひとりの子供の命を救うなんて思ってもみなかったことでしょう。

このiPhoneアプリの助けを借り、見事、ザビエル君の心肺蘇生を成功に導くことができたのです。その後、彼は肥大型心筋症と診断され、今後はバスケのような過激な運動は出来なくなるそうです。ですが、彼の将来の夢である「医師になること」は、きっといつか、叶うことでしょう。

ザビエル君は言います。「今、生きているだけでも幸せです……。」自分の命を救ってもらい、命の尊さを知ったザビエル君、きっと素晴らしいお医者さんになる日がくるはず。

 さて、応急手当のiPhoneアプリが欲しい方は英語版ですが、Pocket CPRというiPhoneアプリが無料でゲットできます。救急車が到着するまで何をしたらいいのか心肺蘇生のしかたを学べるよう開発されました。注目はiPhoneを持って心臓のマッサージ をするとマッサージの強さが正しいかどうかを評価する機能も付いています。

また日本では小学館から「家庭医学館Lite 応急手当編」や保健同人社から「応急手当」など無料のアプリがあります。みなさんもダウンロードして万が一のときに備えてみてはいかがでしょうか?
(記者/ Shizuiki)

screenshot:latimes.com
■関連リンク
iPhone app used to help revive youth basketball player(LAタイムス)英文
Phone AidBy Entanke(アップル)英文
iPhoneアプリ 応急手当(保険同人社)
家庭医学館Lite 応急手当編(アップル)

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  1. 12月 7th, 2010 at 11:00 | #1

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