横浜寺原とオリ山本トレード　高宮と喜田剛含め２対２

　横浜の寺原早人投手（２７）、高宮和也投手（２９）とオリックスの山本省吾投手（３２）、喜田剛内野手（３１）の２対２の交換トレードが両球団で合意したことが５日、分かった。６日にも両球団から発表される見込みだ。

　今オフの両球団のトレードは一輝内野手（２９）と桑原謙太朗投手（２５）に続き２件目。横浜は特に左腕が手薄で経験豊富な山本に白羽の矢を立てた。投手陣の厚みを増したいオリックスと思惑が一致した。

　山本は星稜高、慶大を経てドラフト１位で０１年に近鉄入り。０８年から３年間で２７勝を挙げ、通算成績は２５８試合で３７勝２７敗。喜田は福岡大からドラフト７巡目で０２年に阪神入り。０７年から広島、今季途中からオリックスに移籍。通算成績は２３９試合で打率２割４分９厘。

　寺原は日南学園高からドラフト１位で０２年にダイエー（現ソフトバンク）入り。多村とのトレードで０７年から横浜に加入、移籍１年目は１２勝をマークしたが、最近は右ひじの故障に悩まされ、ここ２年間は計６勝と低迷。通算成績は１５７試合で３７勝４５敗。高宮はホンダ鈴鹿から希望枠で０６年に横浜入り。通算成績は８２試合で３勝７敗だった。