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【仙谷由人研究】(4)近親憎悪?小沢氏を意識 (4/5ページ)
「小沢が出るなら受けて立つ。党から小沢の影響力を排除するいい機会だ」
仙谷は周囲に強調した。特に小沢の「カネの問題」と独裁体質を問題視していたという。また、以前からよくこうも話していた。
「私は民主党の最初からかかわってきた。後から来たやつに党を変なふうにされるのはかなわん。選挙に強いかどうかしらんが、甘やかすなということだ」
仙谷の小沢への敵愾(てきがい)心は隠せないが、それだけではない。法解釈へのこだわり、独裁体質、目的のために手段を選ばない政治手法など共通点も少なくない。
特に平成5年に一度落選してからは「保守以上に保守的な手法」(四国選出の国会議員)で組織を固め、小沢流のどぶ板選挙も徹底した。地盤の官公労だけでなく民間建設業者や企業経営者団体も回り、「『民主党より仙谷党』と呼ばれる組織を作り上げた」(連合徳島会長の小松義明)。
「仙谷さんってどういう人ですか。(工事受注を)頼んだらちゃんとやってくれた」