日出生台演習場で陸上自衛隊と航空自衛隊の共同訓練が行われています。
高度330メートル、時速200キロの輸送機からパラシュート部隊が次々に降下しました。陸上自衛隊・西部方面隊普通科連隊と航空自衛隊による初めての共同訓練です。日本の領土に外国の軍隊が侵入してきたという想定で、およそ900人の隊員が参加しています。
およそ4万5000人が参加する日米共同訓練が先週から行われていますが、日出生台での訓練は自衛隊単独のもので、直接の関係はないとしています。九州・沖縄を管轄する西部方面隊は2500を超える島々を抱えていますが、西部方面総監部の堀部勇二広報室長は「今回は内陸部の防衛を想定している。いかに国土を守るかが最大の焦点」と話しました。
日出生台での共同訓練は今月10日までの予定です。
県内の農林水産業の団体がTPPに反対するための会議を立ち上げました。
農林水産業に関する県内7団体の代表が大分市内で記者会見に臨みました。TPP(環太平洋経済協定)は、自由貿易を進めるため2015年までに原則すべての関税を撤廃するというものです。菅総理大臣が今年10月、TPP交渉への参加を検討する方針を打ち出したことから、県内の7団体が「TPP交渉参加阻止共闘会議」を立ち上げました。
共闘会議の試算では、TPPに参加すると県内の農業生産額は40%ほど減少するとしています。佐藤洋議長は「食料自給率の低下につながるTPP交渉は一次産業を愚弄するものだ」と話しました。
菅総理は来年6月までにTPPに参加するかどうか結論を出す方針を示しています。共闘会議は15万人分の反対署名を集めて政府に提出するほか、ほかの団体にも理解を求めていくことにしています。
自民党の佐々木哲也県議会議員が、6日朝、大分市内の病院で亡くなりました。57歳でした。
豊後大野市選出の佐々木哲也議員は、旧清川村出身で2003年の県議選で初当選し、現在2期目です。
4年ほど前からリンパ腫で体調を崩し、入退院を繰り返していて、午前7時20分に亡くなりました。
県議会は一般質問の初日で、冒頭、安部議長が報告し、出席者全員で黙祷をささげました。
また佐々木議員の遺体を乗せた車が、大分市内の病院から豊後大野市の自宅に戻る途中、県庁に立ち寄り、広瀬知事やほかの県議らに別れを告げました。
大分と東京・羽田空港を結ぶスカイネットアジア航空が就航して1カ月がたちました。
目標を上回る利用状況です。
大分と東京を1日3往復するスカイネットアジア航空は10月31日に就航し、最初の1カ月間で利用者の数はおよそ1万4000人でした。
搭乗率は69.4%で、目標としていた60パーセント台前半を上回りました。
一方で、セールスポイントとしている、午前6時台の東京からの始発便は40パーセントに届かず、午後8時の大分発最終便は60パーセント前後にとどまっています。
今後は首都圏での広報活動に力を入れて、周知を図りたいとしています。