| 1970年ヨーロッパの国々で、誕生月による選手数分布の偏りが問題として取り上げられた(ヨーロッパの場合は、学校始業月となる8月生まれをピークに徐々に選手数が少なくなっていく傾向)。ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)は、73年から、1月生まれからの登録システムを導入、また年間を通じた大会で選手を発掘できるような試合方式や練習のグループ分け、技術・戦術に主眼をおいたトレーニング方法などを導入し、その偏りを改善した。現在、UEFA16カ国のナショナルチームの選手誕生月別のデータはグラフ1の通り。
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| ■U-16日本代表トレーニングキャンプ |
2002FIFAワールドカップの日本代表選手の誕生月を見ると、その分布はグラフ2の通りだが、J1に所属する選手をみてみると、1〜3月生まれは4〜
7月生まれの30%前後(11〜12月生まれもその傾向にある)となっており、Jリーグ選手(グラフ3)、U-14の選手(グラフ4)もその偏りが顕著に表れている。
このデータについて十分な検証はまだなされていないが、こういった選手分布はU-12から見られるもので、野球も同様のデータとなっている。これには学校の始業時期が大きく関与しており、発育期に顕著な体格・体力・運動能力の差が各年代の選手発掘の段階に大きく影響され、その年代にセレクトされた選手が、そのまま中学〜高校を経てサッカー経験を積んでいると考えられる。つまり、早生まれに潜在しているタレントが輩出されにくい環境となっているといえよう。
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