国際法曹協会:川村氏が会長就任へ 日本人初

2010年10月8日 15時0分

日本人で初めて国際法曹協会(IBA)会長への就任が決定した川村明弁護士
日本人で初めて国際法曹協会(IBA)会長への就任が決定した川村明弁護士

 「弁護士会の国連」と呼ばれる世界最大の法律家団体「国際法曹協会」(IBA、本部・ロンドン)の総会が7日(日本時間8日)、カナダのバンクーバーで開かれ、日本弁護士連合会元常務理事の川村明弁護士(69)が日本人初の会長に就任することが決まった。任期は来年1月から2年間。アジアからの選出は異例という。

 IBAは、国連加盟国の弁護士会代表らが集まり1947年にニューヨークで設立された。国際刑事裁判所(ICC)や世界各地の紛争地域の戦犯裁判に弁護士を派遣するなどの活動を行っている。

 川村弁護士は90年代、外国弁護士の日本参入問題で日弁連の担当者として世界各国を駆け回った。法廷ではオーストラリアやニュージーランドなど外国側の代理人も経験、07年にIBA事務総長に選ばれ、09年から副会長を務めている。

 33代目の会長となる川村弁護士は「全世界の法律家の力を結集し、貧困問題への支援にも取り組みたい」と語った。【伊藤一郎】

top

PR情報

アーカイブ一覧

 
共同購入型クーポンサイト「毎ポン」

おすすめ情報

注目ブランド