平城遷都:1300年記念祝典 往時に思いはせ 奈良

2010年10月8日 10時30分 更新:10月8日 11時55分

平城遷都1300年記念祝典で披露された歓迎の舞=奈良市で2010年10月8日午前10時37分、幾島健太郎撮影
平城遷都1300年記念祝典で披露された歓迎の舞=奈良市で2010年10月8日午前10時37分、幾島健太郎撮影

 「平城遷都1300年記念祝典」が8日、奈良市の平城宮跡であり、天皇、皇后両陛下と荒井正吾・奈良県知事ら政財界から約1700人が出席した。復元された大極殿(だいごくでん)前の特設会場で、往時に思いをはせ、交流が続いてきた東アジアの平和と繁栄を願った。

 天平衣装を着た文官や武官ら約150人による「歓迎の舞」で開幕。狂言師の野村万蔵さんが演じる藤原不比等が、続日本紀に書かれた708年の「遷都の詔」を読み上げ、平城京誕生を演出した。

 天皇陛下が「遷都1300年をことほぐ(言葉で祝福する)とともに、古くから伝わる文化を守り育ててきた奈良の人々の幸せを祈ります」と述べた。

 終盤には奈良市内の小学生らが未来に向けた友好・交流のメッセージ「私たちの平城遷都1300年宣言」を発表した。【阿部亮介】

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