[PR]
ニュース:生活 RSS feed
教科書「写真と絵だけ確認」 福島県、ずさん調査で朝鮮学校へ総額4920万円補助 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:朝鮮学校
福島朝鮮初中級学校(郡山市)に対し、教科書の中身を写真と絵だけで判断するなど、福島県が教育内容を十分に調査せず、今年度の225万円を含め20年間に総額4920万円の補助金を支給していたことが6日、県議会の質疑で明らかになった。
朝鮮語が読めない職員だけで学校の訪問調査を行い、学校側の説明を“鵜呑(うの)み”にしてきたことを、県自らが認めた形で、「支給ありき」のずさんな対応に不信が広がりそうだ。
渡辺義信議員(自民)の一般質問に、私学法人課を所管する村田文雄総務部長が答えた。
村田部長は、毎年の書面調査に加え、平成17年度と今年度(10月末)は現地に職員が訪問し、「学校運営状況調査」を実施しているとした。
その上で、北朝鮮の個人崇拝や主体(チュチェ)思想など「問題として指摘されているような教育は行っていないと(学校長から)回答を得た」と答弁した。
では、県の調査方法とはどんなものだったのか。県は訪問調査で教科書「社会」「朝鮮歴史地理」を見ることができたものの、朝鮮語を理解できる職員を同行していなかったという。
村田部長は「教科書の文字は朝鮮語で、内容を読むことができなかったが、写真や絵が多用されており、その状況を見て学校長の回答に問題はないと判断した」と、県が不十分な調査しか実施していなかった実態を自ら認めた。
また、個人崇拝の象徴である故金日成主席、金正日総書記親子の肖像画については、「教室にはなく、校長室や教員室に飾られていた」と答弁した。