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地デジの緊急地震速報、遅れ解消へ 在京各局が新システム運用開始

 地上デジタルテレビ放送の緊急地震速報がアナログ放送より遅れる問題を解消するため、NHKと在京民放キー局は8月23日、地震発生地や予測震度などを地図で表示する前に、「緊急地震速報」というスーパーとチャイム音を流すシステムの運用を開始した。総務省が放送各局に対し、速報の迅速化を求めていた。

 NHKによると、デジタル放送の緊急地震速報はアナログ放送より約1.6~3.3秒遅れる。今回導入するスーパーは、難聴者向け字幕放送と同じ信号を使う。従来より約1.0~2.5秒早くなる。ワンセグ放送には対応しない。

 NHKは同日、東京タワーからの電波を受信できる地域と27の放送局で運用を始めた。10月末までに全国での実施を目指す。

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