最終更新:2010年12月6日(月) 18時48分
日米統合演習、離島防衛も想定
先週から始まったアメリカ軍と自衛隊による統合演習は、北朝鮮さらに中国を意識して、弾道ミサイルへの対処や離島の防衛を想定した演習が行われています。
3日から始まった日米統合演習は、陸海空あわせて自衛隊3万4000人とアメリカ軍1万人が参加する大規模なものです。
京都の舞鶴基地に集まった日米のイージス艦。能登半島沖を舞台に弾道ミサイルが発射された場合を想定し、日米が情報を共有しながらイージス艦に搭載した迎撃ミサイルで対処するというのが訓練です。防衛省は、「特定の国を想定した演習ではない」としていますが、北朝鮮を意識しているのは明らかです。
「同じ基地から、自衛隊また米空軍の航空機が発進して訓練を実施するのは、この小松基地のみであります」(石川・小松基地での会見)
また、石川県小松基地では、離島での防衛を想定した演習が行われました。離島やその周辺海域で武力侵攻が行われたケースを想定し、日米が共同して戦闘機などを出動させ、制空権・制海権を確保するという狙いです。
離島での日米の共同対処は、尖閣諸島の領有権を主張する中国に対するけん制という意味合いがあるとみられます。
「周辺の安全保障環境の変化というのは、当然、考慮に入るわけですけど」(北澤俊美防衛相)
今回、初めて韓国軍もオブザーバーとして参加し、今後、日・米・韓の3か国で防衛協力を深めていくことになります。(06日17:59)
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