掲載2010年10月6日
牛乳は元祖生物兵器だったのか?
牛乳については、アメリカ人の立派な体格を形成しているといわれる遺伝子組み換え牛成長ホルモン(rBGH)の問題について当サイトでも取り上げたことがあり、『完全支配・アグリスーティカル編』でも詳述されている。だが、今回は、rBGHの問題以前に、そもそも牛乳は大丈夫なのか?という疑問を、いつものように大した検証もせずに思いつきで情報拡散しようという試みである。
意外な食品にも牛乳が
牛乳は、そのまま飲むだけでなく、実に広範な加工食品の材料になっている。
クリーム
バター
チーズ
ホエイ(乳清、乳漿)
アイスクリーム
はつ酵乳 - ヨーグルトなど
乳酸菌飲料 -「ヤクルト」など
また、乳製品とはとても思えないような食品にも、原材料に乳糖(ラクトース)が入っており、意表をついた味付けがなされている。例えば、MSGとパルスイートで高名な味の素株式会社の「ほんだし®」である。
当然のことながら、牛乳とは、牛の乳であり、本来は牛の子供が飲むものである。人間にも「乳離れ」という言葉があるように、いつまでも母の乳を吸っていると大人とは認めてもらえないが、牛も大きくなると飲まないはずだ。人間は、大人になると別の意味で乳を吸うことはあるが、飲むことが目的ではない。
牛乳の歴史
それを、どうして人間でもない別の動物の乳を日常的に飲食するようになったのだろうか?
日本人はいつから牛乳を飲んでいた?
(社団法人 日本酪農乳業協会)http://www.j-milk.jp/
この記事によると、6世紀に朝鮮半島から牛乳に関する知識がもたらされ、薬用として利用されていたようである。一般的な食品としては、「明治4年に、天皇が牛乳を毎日2回ずつ飲んでいることが新聞に載ると、国民の間にも牛乳飲用が次第に広まり」、さらに戦後の学校給食で強制的に普及したことはご存知の通りである。
日本が模範とした西洋では、大昔から牛乳が飲まれていたような印象を受けるが、実は150年ぐらいの歴史しかないそうだ。
牛乳飲用がわずか150年前に始まったに過ぎず、それまで牛乳はバターとわずかなチーズを作るために搾られていたなどという事実は食品業界や牛乳業界にはマイナスなのであろう。現在では摂取エネルギーの30-50%を占めている酪農製品であるが、ヨーロッパ人はずっと長い間ほとんど牛乳製品と無縁で生きてきたのである。
では、更に遡り、チーズとバターが普及したのはいつかといえば、
古いドイツ語ではホエイに相当するドイツ語はホエイ(乳清)を意味するのではなく、「チーズの水」を意味していた。「チーズの水」はあるときはゴミ、あるときは動物の餌、またあるときは下剤として用いられた。17世紀にオランダ人がドイツでバターとサワーミルクチーズの生産で商売を始めたとき、彼らは同時に豚を飼育して大もうけした。豚に「チーズの水」を与えると、豚は他の餌で飼うより速く大きくなったからである。今にして思えば、「チーズの水」にIGF-Iやエストロジェンが含まれていたのだろう。
ここで、「17世紀のオランダ人」とは、「ユダヤ人」のことらしい。
イベリア半島を追われた25万のユダヤ人たちは比較的寛容なオスマン=トルコやネーデルラント、イタリアの諸都市に逃れていきました。ダイヤ加工(アントウェルペン)や珊瑚加工(イタリア)などを除けば、やはり金貸し業に流れる人が多かったようです。「ゲットー」は16世紀初めのヴェネツィアで生まれました。これらのイベリア半島出身のユダヤ人たちは特に「セファルディーム」と呼ばれていますね。17世紀のアムステルダムで世界貿易に活躍したユダヤ人もこの一派。オランダ東インド会社は世界最初の株式会社でしたが、この株式の売買に最も熱中したのはユダヤ人でした。
ユダヤ人にとって天国だったオランダ (縄文と古代文明を探求しよう!)
ユダヤの戒律
ユダヤ教には、厳しい食事戒律があり、厳格に牛肉・牛乳の製法・食べ方が決まっているという。
十戒に書かれているから絶対に守らなければならない。それは食事戒律なんです。食べてはいけないものが多過ぎる。もの凄く多いんです、ユダヤ教では。不浄の動物を受け付けないからペスト菌を媒介するノミも持ち込まない。だから中世の黒死病が流行った時にユダヤ人だけは黒死病にならなかったので、「あいつらが菌を撒いたんじゃないか」ともの凄く虐待と差別を受ける原因を作ったんです。豚は絶対に食べられない。ヒンズーは牛を食べないけれども。豚ぐらいなら何とか我慢できるけど、牛も簡単には食べられないのです。これはヘブライ聖書に書かれている。肉屋さんの牛、三越の肉屋とか浅草の美味しいところに行って食べる、それは駄目なのです。ユダヤ人がユダヤ人の屠殺方法に従って屠殺して、しかもヘブライ聖書に書かれているやり方に従って、血を抜き脂を取った牛しか食べられない。だから日本では牛肉は食べられない。(略)
あと乳製品も駄目。牛の牛乳でも店頭に置かれているものに関しては何が混ざっているか分からないのでそれは駄目だと言われている。ユダヤ教の規定に従った、それはコーシャと言いますが、それに従った食品、その店に行って買った牛乳なら飲んでも良い。それ以外は駄目。これだけの日常の戒律、他にもいっぱいあります。それを守らなければユダヤ人ではない。
石角完爾先生一時帰国記念宗元会講演 「ユダヤの戒律とその哲学」
http://www.kanjiishizumi.com/?eid=178
ユダヤ教には、独創的なダブルスタンダード(異教徒は殺しても毒を盛っても良いという考え方)があるので、一般に普及しているのは、ゴイム用の食糧ということだ。
「17世紀のオランダ人」が、豚のエサ作りも兼ねて製造・販売して以来、ヨーロッパでチーズとバターが普及した。そして、牛乳が本格的に普及したのは、欧米でも20世紀に入ってからなのである。
第一次世界大戦が終わった1920年代から30年代にかけて、政府が牛乳は万人にとってよい飲み物だという宣伝を強力に繰り広げるようになった。この宣伝で牛乳飲用が広まった。第二次世界大戦が始まるまで牛乳の消費は拡大し続けたが、それでも現代の消費量に比べるとずっと低かった。バター、自家製のサワーミルク、少量のチーズが当時の食卓にのぼった主たる乳製品であった。
さらに良い香りがすることに、米国では次のように牛乳が普及したという。
マンチェスター大学のスティーブン・シーリ博士は,牛乳の大量生産は20世紀に入ってから始まり,牛乳が全ての年齢層のヒトの食餌の部分になったとき,この状況(カルシウム摂取量増加と冠疾患の増加)は劇的に変わったと述べているが101),家族的な消費に留まっていた牛乳消費が爆発的に商業的に広まり,疾病が生じたことを指摘している.
米国では,1940年6月までに,連邦準備銀行預金基金が,シカゴの15の小学校の生徒のため牛乳を供給する資金を割り当て,1943年には,数百万の北米の小児の昼食に,半パイントの牛乳のコンテナが基本食品となり,このとき連邦昼食計画の一部として牛乳計画が策定された.1946年にハリー・トルーマン大統領が全国学校昼食計画(National School Lunch Program (NSLP))の立法に署名し,1日の小児に必要な栄養素の1/3をまかなうようデザインされたA型昼食において,必要な5つの要素のうちの1つとして半パイントの牛乳が指定された.1950年代に,学校牛乳計画に対する連邦補助金は,健康的食品の推進と余剰農産物の消費という2つの目的を持っていた134) 135).
パイントは液量の単位で約500ccである。
FRBが資金を用意し、原爆投下を決定したトルーマンが決めたとなると、大袈裟にも戦争並みの体制で牛乳を促進したようだ。
当サイトは、検証もせず思いつきで書くことを方針にしているので、牛乳の有害性を科学的に議論するつもりはない。末尾に、山梨医科大学名誉教授・佐藤章夫氏のサイトをリンクをしておくので、学術的な説明はそちらで読んでいただきたい。
参考までに、ウィキペディア(牛乳)でも次のような記述がある。
乳製品の摂り過ぎは前立腺癌や卵巣癌のリスクを高めると言われる。日本の厚生労働省が4万3000人を追跡した大規模調査でも、乳製品の摂取が前立腺癌のリスクを上げることを示した。
それで何でタバコだけムキになって禁煙運動したり増税したりするわけ? 本当の原因から目を逸らしたい? 牛乳税でもつくったらどう?
子供の素直な感覚に学ぼう
こうした歴史的なタイミングや状況証拠を積み上げていくと、牛乳がゴイムを標的にした生物兵器であった可能性は十分にあるだろう。
ある程度大きくなった子供は肉が好きかもしれないが、本当に小さな子供は、肉を受け付けないものである。そして、学校の給食でどうしても牛乳が飲めない子がクラスに何人かいたはずである。そういう人間本来の感覚で拒絶しているものを、「食べ物の好き嫌いをなくそう」という間違った思い込みで矯正してしまうのが学校教育であり、マスコミの間違った情報で洗脳された家庭教育である。これは牛乳に限らず、あらゆる分野で言えることだろう。
こうして間違ったものを正しいと信じ、有害なものを美味しいと感じる立派な変態になるように社会で教育されていく。食べ物の嗜好というのは、思い込みであることが多い。美味しいと信じていること、身体に良いと信じていること、そうした思い込みから、食べ物が好きになったり、それなくしてはいられないと思ってしまっている。食べ物の好みを変えることができるかどうかは、マインドコントロールを自力で解除する能力があるかどうかの一つの目安になると思う。
乳製品は確かにおいしい。身体に悪いからといって、我慢するのでは意味がない。
そもそも乳製品が欲しくなくなるように自分をマインドコントロールできるだろうか?
関連情報
生活習慣病を予防する食生活(山梨医科大学名誉教授・佐藤章夫氏)
http://www.eps1.comlink.ne.jp/~mayus/
給食で牛乳を強制するのをやめよう http://www7a.biglobe.ne.jp/~u171nt/