2010年12月6日11時45分
最高速度を数十キロ超過したとして、山口県警高速隊は5日、新潟県上越市の男性会社員(28)を道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕した。高速隊によると、会社員は車に閉じこもったまま出て来ず、運転席の窓をハンマーで割って逮捕した。「閉じこもれば違反が許されると聞いたことがある」と話したという。
発表によると、会社員は5日午後4時20分ごろ、山口県山陽小野田市厚狭(あさ)の中国自動車道で、最高速度(80キロ)を超える速度で乗用車を走らせた疑いがある。警察官の呼びかけに応じて車を登坂車線に止めたが、ドアの鍵を閉めたまま閉じこもり、免許証を提示しなかった。高速隊は窓の破壊について「再三の説得にも応じず、高速道路の本線上でもあるので、危険回避のため、やむを得ない措置だった」と説明している。高速隊は約3時間40分後に釈放した。会社員は、結婚式があった熊本県から1人で帰る途中だった。(青山直篤)