6日午前11時ごろ、東京都千代田区霞が関1の東京地・高裁が入る裁判所合同庁舎の入り口の塀に赤色のペンキがまかれたと、裁判所職員から110番があった。警視庁丸の内署員が駆けつけたところ、そばにいた埼玉県所沢市の無職の70代の女が関与を認めたといい、軽犯罪法違反容疑で事情を聴いている。
丸の内署によると、庁舎正面玄関に掲げられた「裁判所」という文字の下に、民事訴訟判決への不満を記した白い紙が張られ、ペンキがまかれていたという。女は今年5月、庁舎入り口に赤色のペンキをまいたとして軽犯罪法違反容疑で書類送検されていたという。
毎日新聞 2010年12月6日 12時25分(最終更新 12月6日 12時33分)