最終更新: 2010/12/06 13:57

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臨時国会、年明けの通常国会に向け与野党激突の火種残したまま閉幕

臨時国会、年明けの通常国会に向け与野党激突の火種残したまま閉幕
2010年度補正予算や外交問題などを中心に審議が行われた臨時国会が、3日に閉幕した。問責決議を受けた仙谷官房長官と馬淵国土交通相がそのまま残留することになれば、年明けの通常国会も与野党激突の構図となるのは必至で、菅政権は厳しい対応を迫られることになるとみられている。
3日午後の衆議院本会議で、自民党、公明党、みんなの党の3党は、問責決議を受けた仙谷・馬淵両大臣の所管する同意人事の採決を欠席し、臨時国会は、年明けの通常国会に向けて、与野党の激突の火種を残したまま閉幕した。
自民・谷垣総裁は「この今の政権を1日も早く退陣に追い込まなければならない。問責の対象となっている官房長官、そして国土交通大臣。この方たちが内閣にそのまま残った場合、わたしたちは国会でどういうことができるか。それはできませんよ」と述べた。
自民党は、仙谷官房長官らが続投すれば、通常国会冒頭からの審議拒否も辞さない構えで、早期の衆議院解散に向け、圧力を強めている。
公明党の幹部も、「解散は来年(2011年)ではないか。常在戦場だ」と語るなど、野党内では2011年中の解散総選挙を予測する声が出始めている。
仙谷官房長官は「総理がきょう(3日)かあした(4日)か、『これがいいんじゃないか』とおっしゃるかもわかりませんし、あるいは『法務大臣に専念せよ』という話になるかもわかりませんし。それは何とも言い難い。任命権者のご意思だけ」と述べた。
仙谷官房長官は3日午前の会見で、官房長官を外れ、法相に専念するとも受け取られかねない発言をし、午後の会見で打ち消したが、政府与党では、新たな法相起用や問責決議を受けた2人の大臣の交替も視野に、「内閣改造」で局面打開を図るしかないとの見方が出ている。
一方で、玄葉国家戦略担当相は3日朝、自民党と民主党の大連立の可能性について質問を受け、「総理を中心に、この局面をどう打開できるか。国会を閉じたらよく熟慮すべきだ」と発言するなど、通常国会までに、菅首相が重大な判断を迫られる事態は避けられないとの見方が強まってきている。

(12/03 20:18)


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