裁判員裁判

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裁判員裁判:強盗傷害少年事件 懲役5年以上8年以下、検察が求刑 /静岡

 ◇弁護側、保護処分求める

 強盗傷害罪に問われた、富士市内の無職少年(19)に対する裁判員裁判は25日、静岡地裁沼津支部(片山隆夫裁判長)で2日目の公判が開かれ、結審した。検察側は懲役5年以上8年以下の不定期刑を求刑した。弁護側は保護処分が相当として家庭裁判所への移送を求めた。判決は27日、言い渡される。

 検察側は論告で「犯行は執ようで非常に悪質だった。被害結果も重大だ」と指摘。「少年刑務所に収容し徹底した矯正教育を行うべきだ」と主張した。

 これに対し弁護側は「少年法は保護処分を原則としている」と訴え、「少年院での矯正教育を受けさせるのが最良だと確信している」と述べた。

 起訴内容によると、被告は仲間の少年3人=中等少年院に入院中=と通行人から金品を奪おうと計画。09年3月24日未明、沼津市西沢田の路上で、自転車の男性(当時42歳)を木製バットで殴って大けがを負わせ、ショルダーバッグ(時価計約2300円相当)を奪ったとしている。【田口雅士】

毎日新聞 2010年5月26日 地方版

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