戸畑区で2月にあった交通死亡事故で危険運転致死罪に問われた少年(19)に対する裁判員裁判で、地裁小倉支部は8日、懲役3年以上6年以下(求刑・懲役4年以上7年以下)の不定期刑を言い渡した。重富朗裁判長は「赤信号を無視して被害者を死亡させ、結果は悪質で重大。成人と区別して処分すべき事情は認められず、保護処分は相当でない」と指摘した。
判決などによると、少年は2月12日午前6時40分ごろ、同区福柳木2の国道3号でトラックを運転。交差点が赤信号であることを知りながら進入し、横断歩道を渡っていた近くの会社員、冨永朝美さん(当時67歳)をはね、死亡させた。
〔北九州版〕
毎日新聞 2010年10月9日 地方版