一部量販店で「ラーメン値下げ競争」

1袋300ウォン台

 大量まとめ売りパック品を安く売る一部の倉庫型量販店で、インスタントラーメンの価格が大幅に下がっている。

 これは、米国系の大型会員制ディスカウント店コストコが独占してきた倉庫型量販店の市場に先月26日、新世界イーマートが参入、激しい価格競争を繰り広げていることによるものだ。イーマートは京畿道竜仁市内の駒城店を倉庫型にリニューアルオープンさせ、コストコ・良才店に対抗している。コストコ・良才店は今月3日、「辛ラーメン」30袋入り1箱の値段を9690ウォン(約703円)に引き下げたが、4日に8790ウォン(約638円)に再値下げした。これは、イーマート・駒城店が、3日に同商品を9490ウォン(約689円)に値下げしたことに対抗するものだ。両店は先月26日以降、このように辛ラーメンの値段を7-8回引き下げている。

 コストコ・良才店は辛ラーメンの値段を1袋当たり550ウォン(約40円)から293ウォン(約21円)へと約46%、イーマート・駒城店は533ウォン(約39円)から313ウォン(23円)へと約41%下げた。別のインスタントラーメン「オットゥギラーメン」やナチュラルミネラルウォーター「エビアン」なども同期間中30-40%値下げしている。

 インスタントラーメンを製造している農心は、「両店は工場の出庫価格にも達しない値段で辛ラーメンを販売し、多額の損を出しているはずだが、それでもこちらが供給価格を下げることはできない」と話している。

金徳翰(キム・ドクハン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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