民主党の岡田幹事長は、山梨県昭和町であいさつし、政権を安定させるためにも、来年春の統一地方選挙を通じて民主党の支持基盤を固める必要があるという考えを示しました。
この中で、岡田幹事長は、来年春の統一地方選挙について、「与党として初めての統一地方選挙だから、しっかりとした結果を出さなければいけない。今の風向きは厳しいが、それを乗り越えながら、将来の国政選挙への基盤をしっかり固めておくことが重要だ。名実ともに民主党の時代をつくっていきたい」と述べました。また、岡田氏は、来年度予算案の編成について、「今回、初めて自前で予算を編成することになる。『さすが民主党』と言ってもらえるようなものにしなければならない」と述べました。一方、岡田氏は、会合のあと記者団に対し、小沢元代表の資金管理団体が去年の衆議院選挙の直前に多数の立候補予定者に寄付をしていたことについて、「指摘されている資金は、かつての『新生党』に対して寄付されたものであり、本来なら『新生党』が解散するときに、関係者が清算するか、国庫に戻すというのが筋なのではないか」と述べました。