松竹損害２億以上…海老蔵１月公演中止も

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　全治６週間の大けがを負った歌舞伎俳優市川海老蔵（３３）の来年１月の座頭公演「初春花形歌舞伎」（東京・銀座のル・テアトル銀座）が宙に浮いている。興行を制作する松竹が公演をやるか、やめるかで結論を出さないためで、当初は海老蔵の３３歳誕生日の６日にも発表される予定だったが、暴行時の様子が店関係者などの証言で明らかになるにつれ、「謹慎」などペナルティーを科すべきとの声が大きくなった。そこで１週間ほど謹慎させての初日延期の案と公演中止の案が急浮上したが、海老蔵の出演ＣＭが放送見合わせとなる中で、１週間ほどの謹慎では「甘い」との声が出るのは必至。また、公演中止となれば、損害は２億円以上になる見込みだ。海老蔵は「演目を変えずにやりたい」と話しているが、捜査の進展を見ながら、発表はさらに長引く見込みだ。

　［2010年12月6日6時7分］