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【プロ野球】

88年会の会長はマー君がいい 巨人・坂本が指名

2010年12月5日 紙面から

ファンとキャッチボールする巨人・坂本

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 巨人の坂本勇人内野手(21)が4日、同級生で結成する案が浮上している88年会の会長に、楽天の田中を、副会長に広島の前田健を指名した。

 逸材が集まる1988年生まれが、横のつながりを深めるのを目的に組織しようとしている88年会。その初代会長は世代を象徴する選手であり、世代の顔であると世間から認識される。負けん気が強い一流のプロたちが他人にその座を譲るのは歯がゆいものがあってもおかしくない。それでも坂本は「田中会長、前田副会長でいいんじゃないですか」。会長には同じ小学校に通い、同じ軟式野球チームでプレーしていたライバルを推した。

 そこには周囲に目配りできる大人のたしなみがある。「マサヒロは先頭でやってきたので」。田中はプロ1年目から先発ローテに定着し11勝。4年間で通算46勝をマークしている。坂本は同級生でピカ一の実績に配慮し、田中の名前を挙げた。同い年で競い合うのはプラスになると考えている。「みんな追いつけ追い越せでやっている」。他人が会長職に就いても、実力で先頭を走り続けていく考えに変わりはない。

 この日、プロ野球選手会のイベント「ベースボール・クリスマス」に参加。子どもたちとキャッチボールをするなどして「こっちが元気をもらえた」と表情を緩めた。

 会長職をめぐって、田中は「マエケン会長、坂本副会長でいい」と話している。最終的に誰に落ち着くか、見通しは立っていない。まずは誰が音頭を取って組織を立ち上げていくか。会長に就く者にはそのリーダーシップが求められるかもしれない。 (永山陽平)

 

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