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首相になり分かった日米同盟の重要さ 小泉氏が「政権交代してよかった」 (1/2ページ)
自民党の小泉純一郎元首相が4日、横浜市の慶応大で開かれた国際安全保障学会年次大会で講演し、「鳩山由紀夫氏も、菅直人氏も首相になり、日米同盟がいかに重要か分かった。マスコミも『対米一辺倒』と批判しない。これだけでも政権交代してよかった」などと語った。詳細は以下の通り。
【講演の経緯】
私は地元が横須賀で防衛大学校がある。その校長が(国際安保学会会長の)西原正先生で、首相の時も指導、助言を頂いた。私は当選から引退まで防衛大の卒業式は欠かさなかった。
【政権交代】
昨年の政権交代は良かった。約50年近く政府といえば自民党。国民も飽きる。評論家もメディアも自民党を批判すればよかった。国民も最近は、与党になった民主党に対し、政権の座にある難しさを感じているのではないか。
私は首相の時、日米関係がよければよいほど中国、韓国など世界各国と良い関係を築けると言った。評論家やメディア、野党から「小泉は対米一辺倒だ」と批判された。
今の民主党政権はどうか? 鳩山由紀夫氏も、菅直人氏も首相になり、日米同盟がいかに重要か分かった。マスコミも菅政権、鳩山政権を「対米一辺倒」と批判しない。これだけでも政権交代してよかった。
【日米中正三角形論】
尖閣諸島の問題も悪いことばかりではない。民主党が政権を取った当初「日米中正三角形論」が自民党の一部や民主党、有識者から出ていた。今回の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、いかにおかしいか分かってきただろう。ようやく目覚めた。とんでもないということが分かってきた。