2010年10月6日 12時11分 更新:10月6日 12時25分
柳田稔法相は6日、郵便不正事件に絡む大阪地検特捜部の証拠改ざん・隠ぺい事件を受け、検察組織の在り方を見直す第三者の検証機関を設置すると発表した。近く有識者らの人選を固める。国会などから外部有識者による検証を求める声が高まっていることを受けた。
一連の事件を巡っては最高検が検証チームを既に発足させ、年内に事件の背景などの検証結果をまとめる。第三者機関はこれとは別に、組織の見直しや捜査の在り方を提言する。柳田法相は会見で「前代未聞の事態。検察の信頼回復に向け幅広い視点から意見をいただきたい」と述べた。
民主党も同日の法務部門会議で、党として実態把握や各界の意見聴取を進めることを確認した。【石川淳一】