2010年10月6日 10時19分 更新:10月6日 11時28分
【ワシントン斉藤信宏】5日の米ニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物相場は、為替市場でドルがユーロに対して大幅に下落したことなどを受けて、ドル建てで取引されている金先物に割安感が広がり大幅反発。指標となる12月渡しの終値は、前日終値比23.50ドル高の1オンス=1340.30ドルと、1日につけたばかりの終値の過去最高値(1317.80ドル)を大きく更新して取引を終えた。また一時、1345.40ドルまで上昇した。
日銀が追加の金融緩和策を決めたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)も追加緩和を実施するとの観測が強まり、ドルが下落。安全資産とされる金先物に投資資金が流入した。