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母親「男につきまとわれ困る」 女児殺害で捜査本部設置

 山口県下関市のアパート脇の側溝で、2階に住むパチンコ店従業員松原直子さん(29)の次女莉音ちゃん(6)が首を絞められ殺害されているのが見つかった事件で、松原さんが10月下旬、知人女性に「男につきまとわれて困っている。逃げるために転居した」と説明していたことが29日、関係者への取材で分かった。

 男の名前やつきまといの具体的な内容は出なかったという。県警もこうした情報を把握しているとみられ、事件との関連を慎重に調べている。県警は29日、下関署に捜査本部を設置した。

 関係者によると、松原さんは9月上旬、以前住んでいた下関市内のアパートから事件現場となった今のアパートに転居。

 10月20日ごろに知人女性の自宅を訪ねた際、「男につきまとわれている。とにかくいろいろあって、逃げたいから引っ越してきた」と話した。

 松原さんが子ども3人と一緒に以前住んでいたアパートは、莉音ちゃんの保育園のすぐそばにあったが、転居先は約2キロ離れた場所。松原さんの長男(9)と長女(8)が通う小学校も以前より遠くなった。








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