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やり過ぎた? 各国がウィキリークス包囲網 米はスパイ罪適用も検討

2010.12.4 18:41
このニュースのトピックス欧州

 【ワシントン=犬塚陽介】米機密外交公電の流出で、米国などの関係国が内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者、アサーンジ氏への圧力を強めている。婦女暴行容疑で逮捕状をとったスウェーデン当局は、同氏の滞在先とみられる英国に捜査情報の提供を開始。米捜査当局も国家の威信をかけ、スパイ罪などでの立件を模索している。

 アサーンジ氏は3日、英紙ガーディアンのウェブサイトに生出演。読者の質問に答える形で、ウィキリークス側に米機密外交公電を提供した人物を「比類なき英雄」とたたえ、オバマ米政権を挑発した。

 複数の欧米メディアは、アサーンジ氏が英国南部に滞在している可能性が高いと分析。英捜査当局も身柄確保に向けた刑事手続きを始めたとの報道もある。

 クリントン米国務長官は3日、ウィキリークスに機密情報を流した可能性が高い米陸軍のマニング上等兵について、共犯者の有無を解明した上で「訴追されるだろう」との見方を示した。オバマ政権は国防総省や国務省の弁護士に対し、アサーンジ氏にスパイ罪が適用できないかを本格的に検討するよう指示し、法的な検討を重ねている。

 一方、米国の動きに同調するように“側面支援”は活発化。フランスのベッソン産業・エネルギー・デジタル経済相は同日、「人々の生命を危険にさらすウェブサイトの拠点となってはならない」として、国内のサーバーからウィキリークスを排除するよう関係機関に要求した。

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