みんな上司で悩んでいる。指導力がない、人の話を聞かない、感情的にすぐ怒る…。どれも、職場で問題になる上司である。けれども、ビジネスパーソンは、上司を選ぶことがほとんどできない。苦手な上司であっても上手に付き合っていくしかない。ではどうするか。そこで今回は、「苦手な上司」との付き合い方を聞いてみた。
まず最初に、職場に苦手な上司がいるかどうか聞いてみた。結果、「いる」と答えた人は67%、「いない」と答えた人は33%だった。この結果を見て、「約3割は苦手な上司がいないのか。うらやましいなぁ…」と思った人は、続きを見てほしい。「いない」と答えた人も、「過去にはいましたか?」と聞かれると、87%が「はい」と答えている。
つまり、ほとんどの人は、苦手な上司が「いる」、または「いた」のである。「苦手な上司?過去も今もそんな人いませんよ」という、素晴らしい職場で働いている人は皆無と考えていいだろう。みなさんの周りにも「名ばかり上司」がいるのではないだろうか。
苦手な上司は、どの職場に行っても自分の前に立ちはだかるもの。「上司で悩んでいるのは、自分だけではない」と考えれば、少しは気が楽になる。いったいその上司の何が問題なのか、どう対処すべきなのか、客観的に考えてみることが大切だ。
では、上司の何が問題なのだろうか。苦手と思う理由を聞いてみた。
名ばかり上司はこんな人
苦手と思う理由の1位は、「指導力がない」。半数近くの人が、上司の指導力のなさに不満を持ち、苦手な上司と思っている。これはある意味、「弱い」上司といえる。一方で、2位は「人の話を聞かない」。これは「強い」上司だ。とはいえ、傲慢で自分勝手な「強すぎる」上司なのだろう。3位は「気分屋、感情的」。いざという時に頼れる上司は、どっしりと構えているもの。気分屋で感情的であれば、部下として、その言動や行動に振り回される危険性がある。
4位以下は、「意見交換ができない」「責任逃れをする」「仕事ができない」「怒鳴る、すぐ怒る」…と続く。「女性蔑視、セクハラ」で苦手と答えた人も7.9%いた。
アンケートの自由記入欄には、さらに具体的な苦手な理由が書かれていた。そこには、恨みつらみがぎっしり。400通を超えるコメントが集まった。その一部を紹介しよう。「まさにこれと同じ上司だよ」というものがきっとあるだろう。これを読んで「うちの名ばかり上司はこうだ!」というものがあれば、ぜひコメント記入欄を活用して書いてほしい。
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