最終更新:2010年12月4日(土) 14時28分
海老蔵さん以外 複数の人の血痕
歌舞伎役者の市川海老蔵さんが暴行を受け、重傷を負った事件です。現場の飲食店内から見つかった海老蔵さん以外の血痕が1人分ではなく複数だったことが警視庁への取材で新たにわかりました。
この事件は、市川海老蔵さんが東京・港区西麻布の飲食店で一緒に酒を飲んでいた暴走族の元リーダーのグループとトラブルになり、全治6週間の重傷を負ったもので、警視庁はグループの26歳の男について傷害容疑で逮捕状を取り、行方を捜しています。
現場となった飲食店内の個室のソファーや床からは、海老蔵さんの血痕のほかに別人の血痕が見つかったことがわかっていますが、その後の警視庁への取材で、別人の血痕は1人分ではなく、複数の人のものだったことが新たにわかりました。警視庁は、この血痕が誰のものなのか特定を進めています。
一方、海老蔵さんはこれまでの事情聴取に対し、「私はグループの誰かに暴力は振るっていない。非はない」「暴行を受けている間、目をつぶって体を丸めて耐えていた」などと話しているということです。
警視庁は、海老蔵さんの記憶にあいまいな点もあることから、今後、店の関係者などからも話を聞くことにしています。(04日11:19)