記者発表で笑顔をふりまくNMB48の第1期研究生たち=大阪市内のレッスン場(撮影・保田叔久)
AKB48の“妹分”で、大阪・難波を拠点とするアイドルグループ・NMB48の研究生25人が4日、大阪市内のレッスン場で会見し、来年1月1日から、選抜メンバー「チームN」による劇場公演を開始することを発表した。3日まで吉本興業の若手芸人が出演していた難波の劇場「baseよしもと」を改装し、「NMB48劇場」として始動。16人の選抜メンバーやキャプテン、センターは初公演までに決定する。
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NMB48の、記念すべき“初陣”は、元日に決まった。7256人のオーディションから選ばれた12歳から18歳までのメンバー25人は「えーっ、ホンマ?」と大興奮。小笠原茉由(16)は「プレッシャーは大きいですが、いいステージにしたい」とデビューステージ決定に目を輝かせ、山本彩(17)は「初日まで日がないので、間に合うか心配。25人全員で励まし合いながら頑張ってます」とやる気をみなぎらせた。
総合プロデューサーの秋元康氏(54)は、VTRメッセージで「これからのアイドル界を担うNMB48の劇場オープンですから、縁起がいい日が良いと思いました」と“元日デビュー”を説明。AKB48の大島優子(22)、前田敦子(19)ら先輩からも祝福コメントが寄せられた。
公演は、AKB48の「チームA」が06年8月から07年1月まで行った「3rd Stage『誰かのために』」を再演。オリジナル曲はまだなく、AKB48の曲をカバーすることになるが、衣装はNMB独自のものが用意されるという。
拠点となるのは、オフィシャル劇場となる「NMB48劇場」は、吉本興業の若手芸人の登竜門だった「baseよしもと」を改装。歌とダンス、トークによる約2時間のステージを毎日実施する予定。
とはいえ、「チームN」としてステージに立てるのは25人中16人。その中からチームのキャプテンや、エース格となる「センター」を決定し、当日発表される。AKB48の「総選挙」システムがNMBにも導入される可能性もあり、デビューへ向けたレッスンとともに、グループ内での“女の戦い”も激化していく。