人気歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が全治6週間の重傷を負った殴打事件で、海老蔵にケガを負わせたとして警視庁が逮捕状を取った東京都杉並区在住のI(26)。当初は「週末までに出頭する」という情報が流れていたが、ここにきて週明けにずれ込む気配が濃厚になってきた。背景には、「Iをめぐるインタビュー争奪戦」が関係しているという。
Iは25日未明に海老蔵とトラブルになり、顔面を殴打。傷害容疑での逮捕状が出た今も逃亡を続けている。
複数の関係筋によると、Iは六本木を根城にする闇組織の関係者の手引きで身を隠している。この組織は当初、Iを週末までに出頭させる方針だったが、ここにきて事態が急変したという。
「実は、テレビ局との“交渉”が長引いているのです。独占インタビューを取り付けたい各局が関係者を通じてIの争奪戦を繰り広げているのです」(組織の関係者)
争奪戦を展開しているのは民放3社。各局は、Iとの橋渡し役とされる芸能プロダクションの社長を通じて、交渉を続けているという。
「この芸能プロ社長は、海老蔵に髪の毛を引っ張られたり、『灰皿テキーラ』を強要されたという29歳の男性と同じ暴走族の出身。六本木の闇組織のスポークスマン的存在でもあります」(前出の関係者)
今回の海老蔵殴打事件は、格好のワイドショーネタ。そんな中で、事件の核心を知るIの「独占インタビュー」は、のどから手が出るほど欲しい“コンテンツ”だ。
「インタビュー権には現在、50万円の値が付いていますが、今後もっと値段がつり上がるでしょう」(同)
ただし、逮捕前にインタビューを流すと、犯人隠避に問われる可能性もある。「デリケートな“素材”のため、各社とも極秘事項として、かなり慎重に取り扱っている」(民放関係者)という。
舞台裏の攻防もめまぐるしくなってきた。