【ロンドン=大内佐紀】クリントン米国務長官は3日、英BBC放送とのインタビューで、内部告発サイト「ウィキリークス」への米政府の外交公電流出について、「若い兵卒による秘密情報の窃盗だった」と述べ、軍事情報をウィキリークスに漏えいしたとして7月に起訴されたブラッドリー・マニング陸軍上等兵が今回も情報源になっていたことを事実上認めた。 マニング上等兵は、イラク駐留当時に秘密文書を閲覧できる立場を利用して情報をダウンロードしていたとされる。
ウィキリークスが先にアフガニスタンとイラク戦争に関する文書を公開した際、情報源だったとして拘束され、今回の外交公電流出でも早くから関与が疑われていた。(2010年12月4日19時55分  読売新聞)
*読売新聞 国際