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オリックス・T―岡田が、分厚い胸を張った。4番・カブレラの退団が濃厚となっている現状を報道陣に聞かされても、和製大砲の自信が揺らぐことはなかった。「(穴を)完全に埋めることはできないと思いますが、できる限りそういう気持ちでやっていきたい」と、4番継承に意欲を見せた。
資格は十分だ。プロ5年目の今季は、33本塁打で自身初のタイトルを獲得。打順は主に5番だったが、カブレラが故障などで欠場した15試合で4番を務めた自負もある。打率2割8分4厘で、打点はリーグ3位の96と勝負強さも発揮した。前日(2日)には前巨人の李承●の獲得が発表されたが、主砲の最有力候補であることは間違いない。
来年には「T―岡田モデル」のバットの発売も決まった。3日は、来季からアドバイザリー契約を結ぶミズノの会議に初めて出席。一流選手らとテーブルを並べ「緊張しました」と恐縮しきりだったが、インパクトのある登録名と22歳の若さに、同社のマーケティング担当者も期待を込めた。「少年たちがリアルにあこがれる選手。(バットの売り上げは)活躍に連動するので」と来季のさらなる活躍を願っていた。
今オフはイベント出演に追われるなど、グラウンド外でも注目度が急上昇しているT―岡田。「来年はとにかく今年以上の成績を残さないといけない」。自覚も強くなってきたキングが、来季は4番に定着して打ちまくる。
※●は火へんに華
(2010年12月4日10時07分 スポーツ報知)