米軍用無人シャトル 実験成功
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米軍用無人シャトル 実験成功

12月4日 16時59分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アメリカ空軍は、開発を進めている軍事用の無人のシャトルが大気圏外の地球を回る軌道上での最初の試験飛行を終え、およそ7か月ぶりに地上に帰還したと発表しました。

軍事用の無人シャトル「X37B」は、アメリカ空軍が宇宙空間での長期間の運用を目指して開発を進めているもので、全長9メートルのスペースシャトルを小形にしたような形状をしています。空軍はことし4月、フロリダ州の施設からX37Bを打ち上げ、大気圏の外の地球を回る軌道上で試験運用を行っていましたが、3日、X37Bが220日余りにおよぶ飛行を終え、西部カリフォルニア州の空軍基地に着陸したと発表しました。空軍は「試験飛行は成功した」としていますが、試験飛行の詳細や使用目的などは明らかにしていません。X37Bをめぐっては、専門家が「将来的には宇宙空間からの偵察や攻撃も視野に入れている」と指摘しており、中国が「宇宙空間を軍事利用するものだ」として開発に強く反発しています。