日本熊森協会　石川県支部

今日は、Ｍ子さんが責任を持ってドンプレしてくださっている場所が
全部ドングリが食べられていて、独自に集めた25キロを運んでくださっていたけれど
足りないのではないでしょうか？と更に60キロ運んでくださいました。
こういう方たちが増えたので、とても助かります。
気にかけていた場所も確認してくださって本当に感謝です。

先日の読売の取材があったＫ地区もそうですが・・
ドングリが思っていたより早いペースで完食されていて
追加の必要性を感じていたので、やはりそうなのかぁと
反省しました。今後、食べた場所は少し多めに運ぶことにします。

また、白山市（松任）の運動公園でドングリ拾いをしてくださった酒井さんの報告で
なんと♪11人の子どもたちがドングリ拾いを手伝ってくれたそうです(*^ー^*)

素敵な光景を想像すると勝手にほほが緩んでしまいます（*⌒ー⌒*）
酒井さんの穏やかで優しい雰囲気が、一番の要因だとは思いますが
子どもたちって本当はみんなそういうお手伝いをしたいのでしょうかねぇ♪
素敵なおすそ分け話に私まで幸せになりました♪


明日のための準備と少しだけドンプレ新規開拓のために午後から山に行きました。
そちらにはその筋の関係者からクマがいるらしい情報はあり・・
入ってすぐの場所にありました。



誘引物などを見てみたかったですが・・
周りで畑仕事をしている人が何人もいたのでやめました（＾＾；

そこから少し上に行くと・・



また、路上にブツがありました（＾＾；
コラコラと・・片付けましたが・・
この辺りのクマは十分なドングリが得られているようなフンでしたね。
カキだけとか、草だけの金沢の方のクマと違って
ある意味幸せなクマたちです。

その証拠に、この林道の脇には・・

あちこちドングリが落ちていました。
それも、さっき落ちたばかり？と思うような綺麗な実が多かったです。
この辺りの、今年の実りは不足気味とはいえ、多少は有り・・
ただ、遅かっただけなのかもしれません。

それでも、目撃情報のあった地域と3キロも離れていない場所なので
エサ不足というよりは単なる移動が目撃されたか？別の個体か？
真実はわかりませんが、大量のドングリを置くとどうなるか？どうするか？
奥のほうに実験的に50キロ置いてみました。



それから更に上のほうに移動してみると・・見事な竹林でした。



荒れた竹林もあれば、本当に美しく整備された竹林もありました。
しかし、見渡す限り竹の中でしたが・・
てっぺん付近に大きなコナラが2本ありました。



その木の下には、やはり綺麗なドングリが沢山落ちていて
今年は、まともなドングリを見つけられたのはこの山が初めてかもしれません。



その中にはクマが食べたと思える殻もありました。



帰り道、アベマキにできたクマ棚がありました。



アベマキやカキなどにクマ棚が出来るなんて・・
「非常事態なんですよ」以前、金沢の山で
顧問の先生が仰っていた言葉が脳裏をよぎりました。
こうやって実りがあるように見える山でも
時期的に？やはり山の実り不足であったと考えるべきなのか・・
こんな場所にまでクマたちが潜むようにして
エサを食べにきている原因はエサ不足だけなのか？他にもあるのか？
常に検証していきたいと思います。

一昨日、調査に行った目撃地域では
生理障害で小さいウラジロガシの実や未成熟のうちに落ちたと思えるような実を
コグマがかじっている跡を見つけました。
そして、その裏手には・・


食べ物の匂いがしたためか？爪跡もクッキリと
発泡スチロールをかじった跡がありました。とても小さな爪跡でした。

こういうものを2004年、山から5キロ以上離れた神社で見た覚えがあります。
彼らがひっそりと、でも生きるために必死でエサを探していることが良くわかります。
たまたま人身被害などが起こってしまう場合もありますが
そのほとんどが、人身事故を起こすことも無く
彼らなりに（朝早くや夕方以降に活動するなど）人間生活の邪魔にならないように
そっと共生してくれている事実が良くわかります。

明日は、奥山に500キロのクリを運びます。
もしできたら、実のなる木を40本ほど植樹してきたいと思います。



先日の富山の植樹のニュースのウェブサイトがありました♪
http://www2.knb.ne.jp/news/20101103_25985.htm#

11月6日現在までのドンプレ総量：2087キロ