imageジュリアン・アサンジはいうまでもなくウィキリークスの創設者であり、各国からあらぬ嫌疑がかけられ別件逮捕もありうる人物でもある。

あえて言うまでもないが、各国政府は機密文書を暴かれ、大慌てでネット検閲のほかあらゆる手段で彼に対向している。しかしネットの性質上、完全に遮断するのは不可能だろう。

彼の孤独で、ある意味悲惨な少年時代や、ハッカーとしての過去をあげつらっても何の意味もない。だからといって情報が無価値だということは出来ないし、各国が自ら打電した文章などをを否定することはできないはずである。

つまり国家機密を無化し、マスコミが政府御用機関であることを天下に晒したことはある種「革命的」なのである。がゆえにいままで金科玉条のように行ってきた「民主的」国家にいかに秘密が多く情報を開示しなかったか、そして報道の自由がいかに「絵に描いたモチ」であったかよく分かった。

僕などは当然そうだとは思っていたが、まだ、マスコミは正確に情報を伝え、政府は情報を開示しているという「幻想」をもつひとはこれを、どうおもったのであろうか。

とくに北朝鮮の情報の機密性やテレビの報道の仕方を非難してきたひとが、やはり日本もアメリカも変わらないということを思い知らされたことであろう。大同小異である。

あとは例によって権力側は、彼を犯罪者に仕立てつつ、一方で情報の信憑性を疑わせるような画策をいろいろするであろう。無駄なことだ。

そして各国政府が、アテにならないから見るな、公認していないから見るな、、、というのは逆宣伝しているようなもので、ますますウィキリークスは拡がっていくことになる。

ことの善悪は論評しないが、「ざまあみろ」感覚がきもちいい!