あはれ
2010年07月13日 ahare4の投稿

小泉進次郎議員の聴衆を集める秘密@テレ朝・やじうまプラス

テーマ:小泉進次郎

あはれ


参議院選挙で日本各地から引っ張りだこ状態だった小泉進次郎議員について、テレビ朝日のやじうまプラスとTBSの昼オビが、その集客力についてとりあげておりました。どちらも解説は政治評論家の有馬晴海氏。

演説冒頭のご当地言葉は確かに小泉進次郎議員の街頭演説の特徴の一つではありますが、それだけであの人数が集まるわけもなく、集まった方を話に引き込む話術と集客力は別だと思うのですが…ね。他の議員さんが、同じことをしたところで、果たしてあれだけの人が集まると有馬氏は思っているのでしょうか…。

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進次郎節を徹底検証/聴衆を集める秘密
2010/7/13 やじうまプラス@テレビ朝日

堂アナ「――候補者以上に注目を集めたのが、小泉進次郎議員です」

小松アナ「実に多くの人を惹きつけた応援演説。その魅力を徹底検証。さらに大躍進を遂げました、みんなの党。注目を集めます、あのイケメン当選者をこの後生直撃です」

(VTR)

ナレーション「自民党きっての若手ホープ小泉進次郎衆院議員。一部のスポーツ紙では今回の参院選を進次郎劇場と名づけて報道。17候補の応援演説を行ない、結果は14勝3敗と大きく勝ち越し、自民党勝利の立役者とうたっています」

小泉「(7日・秋田県街頭)これから6年間、石井さんにチャンスを与えていただきたいと思います」


あはれ


有馬晴海「(集まる観衆の数が)谷垣さんが行くと1000人。菅総理が行くと1500人。小泉進次郎議員が行くと3000人という風に業界では言われている」

ナレ「進次郎氏の演説に多くの人が集まるのはなぜか。演説に隠された魅力の秘密を探ります」

(CMへ)

小泉「(2日・香川県高松市街頭にて)民主党の批判ばっかりで、自民党が何をやりたいのか分からない。こういう批判が多くある。しかし、私はあえて言いたい。野党が与党の批判をしないで、一体誰が批判をするのか」

ナレ「小泉進次郎氏の人気の秘密とは。政治評論家の有馬氏は、進次郎氏の演説のある特徴を指摘します」

有馬「『皆さん、きょうは集まっていただいてありがとうございます』ということを、必ずその土地土地の方言で、まず言うと」

ナレ「と、ありきたりに思える話でも、やはり進次郎氏の場合は一味違うといいます。例えば徳島での応援演説では――」

小泉「(2日・徳島県街頭)こんなに集まってくれて、ホンマに嬉しいけん」

あはれ


ナレ「秋田では」

小泉「まんず、まんず、こんなにいっぺぇ集まってけで、いがったす」

ナレ「そして鹿児島では」

小泉「どっさい集まってくれて、わっぜ嬉しか」

有馬「笑いを誘いながら惹き込んでしまうというような工夫をする。このあたりが非常にたけていると」

ナレ「菅総理大臣の応援演説に対しては、一部で厳しい評価も。その訳は――」

有馬「菅総理は、元々野党暮らしが長くて、攻撃型の演説をなさるから、押さえつけるようなクセが、いまだに観衆に対しても、そういうような動作・行動というものが目立つということが――」

菅「(7日)私、消費税を上げたいと思って消費税のことを言い出したんじゃないんです――。あのギリシャの例を見てください。財政が破綻をした時に一番困るのは誰ですか?」

有馬「小泉進次郎議員も、まだ当選間もない、若いということで、一歩引いて謙虚に、頑張ってねと思わせるような方向に持って行くと」

小泉「(どこかの街頭にて)自民党の目的、それは与党になることではありません。私たちが目指す国づくりを皆さんと一緒にすることです」

(みんなの党の松田公太候補のVTRへ 割愛)


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個人的に生で何回か聴いて良い点をあげてみました。駄文です。

■マスク

見た目が良い。良いものは良い。良いものは見てみたい。

■声

大事なところで“うるさくない”。声量あるのに耳障わりがよいので不快にならない。“がなり”が多くて不快な人は与野党ともに多い。

■つかみ

地方の方言だけでなく地元や関東でも、縁話や時事話をうまく織り込む。ゆかりがなくても、ないことでどうにかしてしまう。

■内容

他の自民党候補・議員と比べて批判少なめ。参院選でいえば与党批判よりメインは自民党のあるべき論、世代論だったかと。横須賀の演説 のように「国民の生活が良くなるなら、自民党でも民主党でもどちらでもいい」と言えちゃう感覚。この演説、TBSが取材にきていたので、こういうことも言ってますよ、とぜひ流して欲しいのですが…。

■配慮

上大岡演説 。同世代への訴えをする際、その世代と離れていても反応を示した目の前のおばちゃん達に対して「『あら私も同世代?』と思ってくれたと(笑) 同世代です。同じ時代を生きるものです」と言える当意即妙さ。心配り。本当に関心しました。

■構成

つかみはユックリ軽めに入り、熱を入れるポイントで山場を作り、最後はまた聞く側の力を抜けさせる。起承転結とまでは言いませんが、流れがあるので聞きやすい。あれもこれもとウザったく盛り込まないし、訴えない。

■ネット

演説を聴いた人の口コミの伝播力。実際に演説を聴いた人の感想がブログやTwitterで流れて「一度は生で見てみたい、聴いてみたい」という人を呼び込んだと。この点は、絶対テレビでやりそうにないですね(^-^;)
あとは周知ツールとしても。

■国会活動

与党を追求する姿、時局でのコメントがテレビ・新聞・ネットで取り上げられて生で見てみたいと思った人もいるかと。

■噛まない・間違わない

街頭演説以外にも長い演説や質疑でも殆ど噛まないし間違わない。地方演説で、その地にいたるまで自分が辿ってきたマイナーな経路をスラスラ諳んじたり、ご当地言葉より関心します。キューポラはキュポラ、キュポラ言ってましたが(^-^;)


贔屓目があるとは思いますが、小泉議員より演説が優れている国会議員さんはいるのでしょうか…。菅総理はダメ出しされている方なので置いといて、民主党で演説が上手い人は誰なんでしょうと調べると、Wikipediaには野田佳彦財務大臣が「党内ナンバー1」とあります。菅首相が財務大臣の時は、国会で小泉議員との質疑応答がありましたので、今後野田大臣ともあるかもしれません、と期待。集客力でいえば蓮舫大臣も凄いと聞きますが、演説が上手いとは聞きませんし、昨年の長崎知事選挙では「長崎でも事業仕分けを」と訴えたのに負けてしまいましたね…。

そんな引っ張りだこの小泉議員でも、昨年の選挙では下記みたいな状態もあったわけで。まさか人気弁士として全国飛び回るようになるとは誰も思わなかったでしょうね…。

4/3放送 『密着取材!』小泉進次郎&福田衣里子の奮闘200日@テレ朝より
あはれ


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コメント

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1 ■そうなんですよね~

あはれさん、こんにちは。
そうなんですよね、私も最初はブログを読むだけだったのに
メッセージ送りたくてアメブロ登録して
初めて演説を生で聴いたら感動感激して
ブログ始めちゃって
何度でも聞きたくなって
そんな私のブログ見た人が進次郎さんを好きになってくれたり
参院選応援に来た進次郎さんを見に行った時の報告をくれたり…
わからない所で輪が広がってたりする所も全て進次郎さんの魅力なんですよね。
イケメンだけなら他にもいます。だからそれだけじゃないんですよね。
そういえば私が初めてペタしたのもコメントつけたのも、あはれさんです。(^-^)

2 ■Re:そうなんですよね~

>ぱんださん

こんにちは&コメントありがとうございます<(_ _)ノ

そういう巡り巡ってってのもありますよね(^-^)

公示前の浅草での演説だったと思いますが、小泉議員と同世代か、さらに若い女性が「国会審議も全部見てます」とTVインタビューで応えていたのがありました。
小泉議員を“きっかけ”にして、国政、政治に興味をもった方々も少なからずいるんだろうなぁ…なんて番組の趣旨そっちのけで観ていたのですが、そういう効用も余りテレビでは報じられなくて残念です。

初ペタ&コメントが、このブログでしたか ノ(´-`*)ペチ

そういう私も、最初は地元の食の話題が多い小泉議員のブログに批判的なコメントしてたりします。

投票した地元民としては、当時としては未知数過ぎる小泉議員に既知の地元話より「政治」に関する意見が欲しかったのですが、国会が始まれば自分の質疑を中心にしっかり報告して自分の意見を述べてくれてますし、杞憂だったなぁって今さらながらに思ってます(^-^)

3 ■陰の努力

あはれさんの分析が面白いです。
最後の写真・・・こういうときもあったわけですよね。
演説だって、努力を重ねてあのように。
寝ないで頑張っているんだと思います。
素晴らしいスタッフにも恵まれているのは明らか。
さらなる進化が楽しみです。
いつも記事ありがとうございます。

4 ■Re:陰の努力

>晶子さん


コメントありがとうございます<(_ _)>

そうですね。物凄い逆風が吹いていた自身の選挙の際は、普通にうちのそばの人通りの多く無い小道を、マイクで訴えながら歩いてたりしてました。超炎天下で(^-^;)

演説にしても質疑にしても最初からできるわけないと思うので、相当努力したのではないかと思います。

スポーツではないので、これだけ練習しましたってのが表になることではないので、完全に想像ですが(^-^;)

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