2010年12月4日10時0分
【ロンドン=伊東和貴】民間告発サイト「ウィキリークス」創設者のジュリアン・アサンジュ氏(39)が3日、英紙ガーディアンのウェブサイトに「歴史は勝つ。(公表で)世界はより良くなる」と書き込んだ。各国政府がウィキリークスへの批判を強めるなか、暴露を続ける方針を強調したものだ。
サイトで読者からの質問に答えた。アサンジュ氏は、暗号化された公電を10万人以上がダウンロードし、複数の報道機関が持っていると説明。「我々に何かがあれば重要な部分は自動的に公表される」と述べ、不測の事態が起きた場合には暗号の解除に踏み切る考えを示した。
また、自身が注目されることについて「私は(ウィキリークスへの攻撃をそらすための)避雷針だ」と説明。身の安全に関して「超大国に対処するため、可能な限りの警戒態勢を取っている」とした。
このほか、今後公開する公電にUFOについての記述があることを明らかにした。サイトにはアクセスが集中し、予定を1時間以上過ぎてから閲覧が可能になった。