富山のニュース 【11月2日01時56分更新】

新高岡市5周年祝う給食 市内の小中学校 コイチップスや地元野菜

地元の食材を使った給食を楽しむ児童=高岡市福岡小
 高岡市内の小中学校で1日、新高岡市誕生5周年を祝う給食が提供された。児童生徒は 赤飯や旧福岡町特産のコイを薄くスライスして油で揚げた「コイチップス」、高岡産の野 菜を使ったメニューに舌鼓を打ち、ふるさとの味をかみしめた。

 初日は29校で実施され、残り11校は2日と4日に分けて行われる。主菜のコイチッ プスのほか、副菜に下関、佐野産のホウレンソウと国吉産の生シイタケを使ったおひたし 、豚汁には戸出産のネギとダイコンが使われた。中学校では、おひたしの代わりに茎ワカ メのきんぴらが登場した。

 福岡小では、学校栄養職員で管理栄養士の坪野智子さん(36)と調理員が、給食の時 間を利用して、福岡町地域でコイの養殖が盛んに行われるようになった理由や、地元の野 菜についてパネルや地図で紹介した。その後、油で揚げる前のコイの切り身を見せながら 、「コイはタンパク質が豊富で、体に良い」と、育ち盛りの児童に助言した。

 2年生の橘風花さんは「コイはチップスにすると臭くないし、カリッとしておいしい」 と笑顔を見せた。


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