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伊賀の地域医療を守る会:市民目線で医療改革 あす設立、講演も /三重

 伊賀地域の住民らでつくる「伊賀の地域医療を守る会」が5日設立される。医師不足が著しい伊賀地域の医療を守るため、情報発信のためのセミナー▽コンビニ受診の防止などの啓発活動▽伊賀地域の医療体制についての研究--などをする。前名張市PTA連合会長の高木裕美子・準備会長(39)は「医療の実態について市民は知らないことがたくさんある。行政や医療機関から情報を教えてもらい、市民の立場でやれることがないか考えたい」と話している。【宮地佳那子】

 昨年2月から、準備会のメンバーらが伊賀・名張両市長や、両市立病院長らを招いた講演会を3回開催してきた。より市民本位の活動をしようと同会設立を決めた。地域に出向いて会合を開き、正確な医療情報を発信したりする。

 設立を前に11月28日、準備会の約15人が伊賀市内で「志摩地域医療を考える会」の4人と意見交換会をした。同会は病院との対話集会や、地域に合う救急対応マニュアルを作製したことなど、これまでの活動を報告。山下美恵会長(64)は「住民活動が(新たな)医師が来ることと結びついている」と話した。

 伊賀の地域医療を守る会は5日午後2時から、名張産業振興センターアスピア(南町)で設立記念講演会を開く。県立一志病院の飛松正樹院長が「家庭医療の取り組みと今後の方向について」と題して講演。入場無料。問い合わせは同会事務局(0595・23・6063)。

〔伊賀版〕

毎日新聞 2010年12月4日 地方版

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