警察予備校講師、相次ぐ暴言に非難の声(下)
K氏はさらに、「スパイ罪で有罪になった人たちの半分以上は再審で無罪になっている。朴正熙(パク・チョンヒ)や全斗煥(チョン・ドゥファン)両元大統領が、選挙の度に作り出していたことを李大統領がまねしたんだ。『天安艦+ファン・ジャンヨプ暗殺組』は、李大統領が捏造したものだ」と話した。また、法院(裁判所)の決定に従わず、全教組(全国教職員労働組合)の名簿を公開したハンナラ党議員らについても、「この○○たちが内乱を起こした。立法部が、恐れ多くも司法部の判決に従わないとは。これは三権分立の妨害に当たる。ハンナラ党は違憲政党だ。あの○○たちは反逆集団、内乱集団だ」と主張した。
K氏はまた、「第2ロッテワールド建設事業」について、「あれのせいで、城南飛行場から軍用飛行機が北朝鮮に向かって飛行する際に、遠回りしなくてはならない。これが安全保障と言えるのか。これは完全に日本の影響を受けた○○(李大統領を称して)のせいだ。サイコパス(性格異常者)なのか。あー○○な奴」と暴言を吐いた。さらに、「韓国の国旗法」を説明する際も、「大阪李(李大統領)は太極旗をさかさまに振り、敬礼もまともにできず、愛国歌(韓国の国家)が流れるときは、しきりにズボンのチャックを上げたり、鼻をほじくっている。自分の国のことではないと思っているようだ。日章旗を見ると忠誠心を感じるのではないか。今後は必ず韓国人を選ぼう」と話した。
これらの講義を受けたある学生は、「警察官を目指す学生たちの前で、講師が大統領を暗殺すべきだとか、ネズミ○○がどうしたなどという講義はひどすぎる。大統領が外国に行く度に、『飛行機が墜落して死ねばいい』と話す。あんまりではないか」と話した。
これに対して、警察庁保安局は「K氏の講義内容と発言の事実を確認し、状況を把握した上で調査を行う方針だ」と述べた。
李恵云(イ・ヘウン)記者