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損害試算1億円超 海老蔵 本業も見合わせ検討「ペナルティー必要」
歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が先月25日に殴打された事件の余波で、海老蔵が出演するテレビCMが相次いで放送見合わせなどの措置を取られることになった。座頭を務める来年1月の「初春花形歌舞伎」(東京・ル テアトル銀座)の公演も見送られる方向で検討中。海老蔵の酒癖の悪さ、挑発的な行動などの報道で社会的影響を考慮したものとみられる。
来年1月3日初日の「初春花形歌舞伎」について、演劇関係者が「製作の松竹がすでに中止による損害の試算を始めた」と明らかにした。その金額は、1億円を超えるとみられる。
先月29日に顔面整復手術を受けた後、松竹の担当者が担当医と海老蔵に接触。担当医は1月公演について「おそらく大丈夫」とし、海老蔵も「ぜひやりたい」と話したという。だが、ここ数日で、海老蔵が先に暴力を振るったとの目撃談や、暴走族グループと親しくしていた可能性があることなどが浮上。関係者は「身体的に大丈夫だから興行ができる、とはいかなくなってきた。世間を納得させるためにも何らかのペナルティーが必要だ」と話している。
父親の市川団十郎と共演する来年2月5日初日の名古屋・御園座での公演のほうが精神的にも体力的にも復帰しやすいことは確か。1月下旬に謝罪会見を行い、まずは地方の舞台で復帰する段取りという。
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